メキシコ移籍の元楽天・吉岡雄二内野手、いきなりレギュラーで活躍中。

2009/05/01 17:35 Written by Narinari.com編集部

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メキシカンリーグのヌエボラレド・オウルズと契約を結び、現在、リーグ戦に出場している元楽天の吉岡雄二内野手。昨オフに楽天から戦力外通告を受けた後、2月に渡米して米球界入りのチャンスをうかがっていたものの、米球団とは契約がまとまらず。活路を求めて4月からメキシコ入りしたところ、ヌエボラレド・オウルズからのオファーを受けることができ、すぐに入団の運びとなった。そしていきなりレギュラーとして起用され、獅子奮迅の活躍を見せている。

吉岡選手がメキシカンリーグでデビューしたのは4月23日のこと。この日、本塁打を含む3打数2安打とチームに貢献すると、翌日以降、4月30日現在に至るまでレギュラーとして出場を続け、7試合に出場し、打率.308(26打数8安打)、2本塁打、6打点の好成績を残している。すでに昨年楽天で残した12試合に出場、打率.313(16打数5安打)、0本塁打、1打点の成績を上回るなど、状態はかなり良さそうだ。

メキシカンリーグは、メキシコの国内プロ野球リーグながら大リーグの傘下に入っており、3Aクラスが与えられている。北・南地区2リーグ制で16球団が所属し、大リーグへと巣立っていく選手も多い。2006年には藪恵壹投手がティファナ・ポトロスでプレーしていたほか、かつてマック鈴木投手や元阪神のデリック・ホワイト外野手、元阪神のジョージ・アリアス内野手なども同リーグでプレーしていた。

吉岡選手が所属するヌエボラレド・オウルズは北リーグ最下位に低迷しているが、日本人野手としては初めての選手であることや、かつて巨人で活躍していたことなどから、地元では大きな期待が寄せられている。デビュー戦翌日の24日には地元紙に「ヌエボラレド・オウルズは日本人の力を借りる」と写真付きで紹介されるなど、注目度も日増しに高まっているようだ。

なお、つい数日前には、元ソフトバンクの山村路直投手が吉岡選手と同じ北リーグのモンテレー・サルタンズと契約。4月29日にデビュー後2試合に登板し、0勝1敗、防御率18.00と、こちらはほろ苦いスタートとなっている。

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