歴代で最も「不発」だった食品、コカイン飲料やカラフルケチャップも。

2009/04/27 15:56 Written by Narinari.com編集部

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毎日のように新商品が登場する食品・飲料業界だが、その一方で残念ながら人気を得られず、すぐに店頭から姿を消す商品も少なくない。こうした中で、米女性向け情報サイト「ウーマンズ・デイ」が食品業界の「歴代で最も不発だった」7商品を紹介している。

このリストは、過去約40年間に発売された食品の中で、ヒットしなかった商品を並べたもの。筆頭に挙げられているのは、リダックス・ビバレッジズが2006年に発売したエナジー飲料「コカイン」だ。米国のみで発売された「コカイン」は、コカイン自体は含まれていないものの、高カフェイン飲料としても知られる「レッドブル」(海外仕様は1本あたり80mg)の3.5倍のカフェイン(1本あたり280mg)を含むことを印象付けるため、インパクト狙いでネーミングされた。

また、宣伝文句も「液体コカイン」など、関心を煽るために過激なキャッチコピーが使われていたため、発売当初から「コカインの使用を助長するのではないか」との論議を呼ぶことになる。結局、翌年4月には米食品医薬品局(FDA)が「違法なドラッグに変わるもの」と認定。店頭から姿を消してしまった。

ハインツが2000年に発売した“赤くないケチャップ”「EZ Squirt」もリストに入っている。カラフルなケチャップを望む子どもたちのために作られたこの商品は、紫や緑、青、ピンクなど、ケチャップの固定観念を破壊する色彩豊かなラインアップだった。斬新さが話題を呼んで発売当初は売れ行きも好調だったが、新鮮味がなくなると売り上げも急降下。同社は、2006年までに赤以外のケチャップの販売を中止した。

このほか、2000年に発売されたフリトレー「ドリトス」の3フレーバーは「味が大胆すぎた」ため短命に終わったとされ、1960年代に販売されていた野菜味のゼリー「Jell-O Salad Gelatin」や、1996年発売のガム入りドリンク「Orbitz」など、いずれも奇抜な食品・飲料が並んでいる。

同サイトによると「通常の商品は2〜3年は店頭に並んでいるが、今回挙げた商品の中には2〜3週間しか持たなかったものもある」そうで、奇抜なだけでは消費者に長く愛されないようだ。

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