電気ドリルでも貫けない「中国No.1鉄男」、過激パフォーマンスに観客卒倒。

2009/04/24 17:50 Written by Narinari.com編集部

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来月5月1日から3日まで、広東省東莞市で第1回の「武術界盟主大会」が開催される。大会開催を間近に控え周囲が騒がしくなる中、大会出演者のパフォーマンスで見物人が卒倒する“事件”が発生したと、「中国新聞網」が伝えた。

パフォーマンスを披露したのは、オレンジのカンフーパンツに上半身裸という姿で登場した胡瓊さん。手には電気ドリルを持っている。多くの見物人が見守る中、おもむろに電気ドリルのスイッチが入れられ、周囲にスクリュー音が鳴り響く。まずは木片に一穴、続けてセメント板に一穴を難なく開けてみせる。

驚きのパフォーマンスはその後。胡瓊さんは、なんと電気ドリルの歯を自分のこめかみに当てたのだ。ドリルの刃は明らかにこめかみに当たっている。目をかたくつむり、歯をぎゅっと食いしばる胡瓊さん。ところが、ドリルの歯は激しい音を立てて回転しているものの、胡瓊さんのこめかみを突き破ってはいかない。そして1分間――それは、見物人にとってはたいそう長い1分間であったことだろう――胡瓊さんはやっと手を下ろしたのだった。胡瓊さんのこめかみは皮が剥ける程度の傷しか負っていない。

パフォーマンスはまだ続く。見物人が胡瓊さんのこめかみが無事だと知って安堵した矢先、今度は自分の腹に電気ドリルの刃を当てたのだ。再び鳴り響くドリルのスクリュー音。見物人の一群からは悲鳴が聞こえる。そして、再び1分間。やはり腹は無傷だ。

しかし、見物人からの拍手喝采に余裕の表情でこたえる胡瓊さんに反して、その場にいた女性の一人が卒倒してしまったとのこと。それだけ、胡瓊さんのパフォーマンスが過激であった証拠であろう。

胡瓊さんは8歳から少林拳を学んでいる武術家で、50種類以上の特技を有しているそうだ。また、「中国鉄拳の第1人者」としてギネス記録にも登録されているという。今回のパフォーマンスは、胡瓊さんからしてみれば極めて普通の“演技”のひとつだったのかもしれない。

来月に催される大会では、胡瓊さん以外にも、中国国内から20数名の武術の達人が集まるとのこと。今回の「電気ドリル」以上の過激なパフォーマンスにお目にかかれる可能性もあるので、武術に興味のある人は大型連休を利用して訪れてみてはいかがだろう。

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