米国内線の機内に置かれている「スカイモール」という通信販売のカタログをご存じだろうか。このカタログには一風変わった商品が並んでおり、飛行機を日常の足として利用する米国人の間で評判となっているようだ。その中でも、特に奇妙な商品が話題を呼んでいる。

その商品は「Zombie of Montclaire Moors」題されたオブジェ。ゾンビが庭の穴から這い出す様子をモチーフにしたもので、グレーの肌、見上げる眼差し、苦悶の表情、指の1本1本至るまでリアル（？）に再現されている。

サイズは約80×約50×約20センチとかなりの大きさで、どこに置いても目を奪われることは間違いない。「スカイモール」公式サイト（//www.skymall.com/）によると、「このゾンビは、あなたを脅かすのではなく、庭や仕事場、部屋の角から生きているかのような目で助けを求めます」とのこと。価格は89ドル95セント（約8,850円）となっている。

このゾンビオブジェのインパクトに衝撃を受けた米放送局abcの記者は、「庭の出口や、仕事場の床、子供部屋のクローゼットなどから這い出してくる。楽しみ方の可能性は尽きない」「灰色のゾンビは、目に（カクテルの）ラムランナー色をたたえ、まるで生きているかのよう」と興奮気味に紹介。「スカイモール」についても「地球で最も変わった商品を販売している」とし、「奇妙で奇怪な商品が並ぶ『スカイモール』のカタログは、明らかに読んで楽しめる」と絶賛している。

「スカイモール」の商品は面白さをランク付したサイトが多数存在するなど、米国内でもその奇抜さは注目を集めている模様。米国で国内線に乗る機会があるならば、ぜひとも目を通したいカタログだ。ちなみに、公式サイトでも通販を受け付けている。