寿命を縮める「食後すぐの5つの行為」、中国のネットでは賛否両論。

2009/04/20 16:43 Written by Narinari.com編集部

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「寿命を縮める可能性がある」として、食後すぐの「5つの行為」なるものが中国で話題を呼んでいる。この「5つの行為」は、日本人にとってもなじみのある行為だけに気になるところだが、ネットでは賛成意見も多い反面、「側面の一方しか見ていない」「健康に悪いのは事実だが、寿命が短くなるかどうかは疑問」などの反対意見も目立ち、一概に正しいとは言えないかもしれない。しかしながら、自分の生活習慣を省みるには役立つ指針になりそうだ。

中国無錫市医院管理学会副会長の易利華氏が推奨する「避けるべき食後すぐの行為」は次の5つ。いずれもごく日常的に行われている“習慣”に近いものだ。解説はいずれも易利華氏によるもので、異論があることは踏まえつつも、ご紹介しておくことにしよう。

1.食後すぐに果物を食べる
食後にデザート感覚で果物を食べる人はたくさんいるが、これは間違った生活習慣のひとつだという。食後1〜2時間は食べた料理が消化されないため、すぐに果物を食べることは消化を妨げ、下痢もしくは便秘などの症状を引き起こす。

2.食後すぐにお茶を飲む
お茶に含まれるタンニンは、鉄と結合してタンニン鉄(水に溶けにくい)となり、鉄分の吸収を悪くするとのこと。これにより、鉄欠乏性貧血を誘発する恐れがある。また、タンニンには収れん作用(たんぱく質を固まらせる作用)があるため、たんぱく質の吸収に悪影響を及ぼすという。

3.食後すぐにタバコを吸う
食後すぐの喫煙は、普通の喫煙と比べると10倍の害があるそうだ。食後は食物の消化をするために血液循環が活発になる。これがタバコの有害成分も吸収しやすくしてしまうとのこと。将来的に肝臓や大脳、心臓に関する様々な疾病を引き起こしかねない。

4.食後すぐにお風呂に入る
食後すぐに入浴すると、胃腸に血液が集まらなくなり、胃液の分泌、胃腸の運動が止まり消化不良を起こす。特に高齢者の場合は心臓の機能が減退し、血管を硬直させかねない。また、食後すぐの散歩も血圧が降下する現象があらわれるため、おすすめできないとのことだ。

5.食後すぐに歌を唄う
食後は胃が増大して胃壁が薄くなっており、胃の血流も増えている。そんな中、歌を唄うと腹腔圧力が高まり、消化不良を引き起こすとのこと。また、胃腸の調子も悪くなるため、様々な病気を引き起こしかねないそうだ。

上記5つの行為を気にしすぎる必要はなさそうだが、易利華氏の説に則れば食後30分〜1時間程度の休憩を取るだけでさまざまなリスク回避できるのも事実。長寿を願うならば、日頃から健康に気を使うのは当然のことなので、気になる人は頭の片隅に入れておいてみてはいかが?

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