どの作品を観たい? 全米公開が待ち望まれる2009年の夏映画10選。

2009/04/14 22:07 Written by Narinari.com編集部

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日本とは異なり、米国は5月からサマーシーズン。映画業界はこの時期から、日本で言うところの“夏休み映画”にあたる大作を続々と公開していくが、今年はどのような作品のラインアップになっているのだろうか。米国の老舗映画レビューサイト「VideoHound’s Golden Movie Retriever」が、「公開が待ち望まれる」夏映画10作品を厳選している。

同サイトで厳選された10作品は次のとおり。

◎The Ten Most Anticipated Summer Movies of 2009
1位「Public Enemies」(7月1日)
2位「Inglourious Basterds」(8月21日)
3位「Up」(5月29日)
4位「Funny People」(7月31日)
5位「Drag Me to Hell」(5月29日)
6位「Whatever Works」(6月19日)
7位「Bruno」(7月10日)
8位「The Hurt Locker」(6月26日)
9位「Star Trek」(5月8日)
10位「Transformers: Revenge of the Fallen」(6月24日)
※日付は全米公開日

1位に選ばれた「Public Enemies」はジョニー・デップとクリスチャン・ベールの共演作。「アリ」や「コラテラル」などで知られるマイケル・マン監督の最新作だ。舞台は大恐慌時代の米国、実在した銀行強盗ジョン・デリンジャーと、デリンジャー逮捕に執念を燃やすFBIの闘いを描く。同サイトはマイケル・マン監督を「この四半世紀で最高の映画制作者の一人」と称え、この作品を制作するのは“運命”だったと賞賛。夏映画の中で最高というだけでなく、年間を通じても最高の映画になる可能性を感じているようだ。

2位はクエンティン・タランティーノ監督の待望の新作「Inglourious Basterds」。ナチス政権下のドイツを舞台に、ヒトラーの命を狙う米国部隊「イングローリアス・バスターズ」と、家族を殺されたユダヤ系少女のストーリーを軸に展開される戦争映画で、ブラッド・ピット、サミュエル・L・ジャクソン、マイク・マイヤーズなどの名優が集った。戦争映画というカテゴリに分類される同作だが、そこはタランティーノ監督。複数のストーリーを絡め、驚きの方向に持って行く手腕が存分に発揮された作品となるようだ。

3位はピクサーの最新作「UP」が選ばれた。これまでおもちゃ、熱帯魚、車、ロボットなどを主人公に据えた作品を制作してきたピクサーだが、今回の「UP」は家に風船をつけて大空へと飛び立つおじいさんが主人公の冒険活劇だ。ピクサーの新作は常に高評価を受け、公開前から高い期待が寄せられていることから、同サイトは「映画界のヤンキース」と評している。なお、同作は「カールじいさんの空飛ぶ家」のタイトルで、12月に日本公開される予定だ。

以下、アダム・サンドラー主演のコメディ映画「Funny People」、「スパイダーマン」シリーズのサム・ライミ監督最新作「Drag Me to Hell」、ウディ・アレン監督の「Whatever Works」、「ボラット」でブレイクしたコメディ俳優サーシャ・バロン・コーエンがゲイのファッションレポーターを演じる「Bruno」、ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門にも出品されたイラク戦争映画「The Hurt Locker」、言わずと知れた名作を映画「M:i:III」やドラマ「LOST」のJ・J・エイブラムス監督が映画化した「Star Trek」、そして大ヒット作の続編「Transformers: Revenge of the Fallen」と続く。

それぞれ日本での公開は少し先になるが、ハリウッド映画好きは一足先にチェックしておきたいところだ。

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