ファンの痛烈な野次に「残念」、横浜の内川聖一内野手が気持ちを吐露。

2009/04/13 05:59 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


芸能人やタレントのブログは年々増加の一途をたどり、「公式ブログ」を持つのは珍しいことではなくなった昨今。忙しいシーズンの合間を縫ってファンと交流しようと、ブログを開設するプロ野球選手も増加中だ。でも、ファンが気軽にコメントを書き込めるぶん、「炎上」のタネになることもしばしば。特に試合に負けた日には批判のコメントやメールが殺到することもある。さらに「炎上」とまでは行かなくとも、ちょっとした書き込みが、選手の心を深く傷つけることもあるようだ。

今回ファンの“野次”を受けたのは、WBCでも活躍した横浜ベイスターズの内川聖一内野手。公式ブログに4月11日付けで更新されたエントリー「今日は…」は、試合を振り返る内容だった。

横浜ベイスターズはこの日、1999年以来10年ぶり4度目となる球団ワーストタイの開幕6連敗を記録。スタートダッシュに失敗したチームの責任を負うように、内川選手は「負けの原因は間違いなく俺だから」「一度も音無しってそりゃないやろって思うわな」などの反省の言葉とともに、「明日は何とかしなきゃね!」と、次の試合への決意をつづっている。

このエントリーに対するコメントの大部分は内川選手を擁護、もしくは激励する書き込みだが、一部ファンからは辛口コメントが飛んだ。「ふざけんじゃねえよ。いつまで、ぐだぐだやってんの?!」「愚痴ってる暇があるなら、他にすることあるんじゃない」。かなり荒い内容だ。

これを受け、次のエントリー「残念です。」で内川選手は「ブログ書いてる暇があったらやるべきことがあるだろ? いつまで愚痴ってんだって色々叱責を頂きまして…」「一つ一つに反応してちゃ身が持たないってのは分かってるんだけど我慢できないから!」と、ブログでの“野次”を看過できなかったことを告白。「更新のペース控えるなり何なり方法を考えてみたいと思います」と、今後何らかの対策をとることも示唆した。

しかし翌日、横浜は試合に勝って連敗記録をストップさせると、内川選手のムードも一転する。「勝ちました!」と喜びの声をつづるとともに、「昨日はごめんなさい!」「ブログを続けたいと思います。これからもよろしくね!」と、前日のエントリーについて謝罪。ファンからも「ホッとした」といったコメントが寄せられ、騒動は収まった形だ。

調子の上がらない選手に対し、球場で強烈な“野次”が飛ぶことは珍しくない。そうした“野次”には選手も慣れっこの部分はあるが、選手本人に直接届くブログでの“野次”には、内川選手も我慢がならなかったようだ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.