セグウェイとGMが2輪電気自動車開発へ、ネットの反応は賛否真っ二つ。

2009/04/09 14:18 Written by Narinari.com編集部

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セグウェイとゼネラルモーターズは4月7日、「低コスト」「安全」「静音」「クリーン」をキーワードにした、新たな2輪の電気自動車を開発する「P.U.M.A.プロジェクト」を発表した。従来、本体に立って乗車するスタイルだったセグウェイを、2輪ながら通常の自動車のようなシートを備えた自動車に進化させ、環境に優しい未来の自動車を創るという。

「P.U.M.A.プロジェクト」は、世界中の都市が渋滞と排気ガスによる大気汚染の解決法を模索している中で、ひとつの答えとなることを目指してスタートしたプロジェクト。2輪による安定した駆動、電気制御されたアクセル・ステアリング・ブレーキ、車同士のコミュニケーション、自律駆動と自律駐車といった、セグウェイとゼネラルモーターズが持つさまざまなテクノロジーを集結させ、人々がより自由に動き回ることを可能にしていくのが狙いだ。

すでに試作品は完成しており、YouTubeには走行する様子を収めたいくつかの動画が投稿されている。「Project P.U.M.A.(HD)」と名付けられたセグウェイによるプロモーション動画に映し出されているのは、街中を颯爽と走る「P.U.M.A.」。一見すると2人乗りのコンパクトな自動車だが、バイクのような前後2輪ではなく、左右2輪で走る姿は少し異質だ。アクセルやブレーキを足で踏む動作もなく、すべてハンドル操作だけで運転が行えるのも未来的な雰囲気を漂わせている。

この動画には500件近いコメントが寄せられているが、「かわいくてクール」「惚れた!」といった好意的な感想と、「狭くて閉所恐怖症を引き起こしそうだ」「ドアも窓もなかったら寒い」「大きいトランクがないのがなぁ」と否定的な感想に真っ二つ。試作品なので、今後消費者の意見を取り入れながら変化していく可能性が高いが、現時点では「諸手を挙げて歓迎」という域には達していない。

「P.U.M.A.」のスペックは最高時速35マイル(時速56キロ)で、一度の充電で最高35マイル(56キロ)の走行が可能。価格は現在の自動車の3分の1から4分の1程度を想定しており、一部で3,000ドル程度(約30万円)との報道もある。

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