フードファイター・小林尊さんが中国の大会で優勝、現地の声援に感謝。

2009/04/01 14:00 Written by Narinari.com編集部

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米ホットドッグチェーンのネイサンズが主催するホットドッグの早食い大会「ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権」で、2001年から6連覇の偉業を達成したフードファイターの小林尊さん。米国では「The Tsunami」の愛称で親しまれており、テレビCMにも出演するほどの有名人だ。05年には、テニスのロジャー・フェデラー選手らとともに米放送局フォックス・スポーツの「スポーツ界で最も恐れられている10選手」に選出されている。

「ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権」では、顎関節症と診断された07年から2年連続でライバルのジョーイ・チェスナットさんに敗れているが、昨年7月にシンガポールで行われた大会ではそのチェスナットさんに大差をつけて優勝。9月には米国でのハンバーガー大食い選手権で再び敗れてしまったものの、国際大食い競技連盟(IFOCE)ランキングでの王座奪還を虎視眈々と狙っている。そんな小林さんが今年初となる中国での大会で優勝し、現地の観客も沸かせた。

小林さんが参加したのは中国・蘇州で開かれた「アジア大食い選手権」。3月28日の準決勝から出場し、故障を抱えた顎に気を使いながら15分間で34個のチョコレートケーキを完食、決勝へ駒を進めた。自身の公式ブログでは「ヘビーなケーキでしたが、危なげない食べ方にみえたんじゃないかと思います」と報告している。

決勝戦は翌29日に行われ、種目はサーモンの寿司だった。「二日連続で試合するのはラスベガスで開催されたUSオープン以来5年ぶり」としていた小林さんだが、20分間で164カンの寿司を平らげて優勝。重さにすると約6キロ、2位に68カン差をつけての大勝に、現地の観客から驚きの声が上がったようだ。

小林さんは決勝の様子も31日付のエントリーで報告しており、試合時間が慣れないため長く感じたことなどを明かした。最も歓声が上がったのは試合前に腹筋を見せたときだったようで、食べる量よりも速度に仰天されたという。観客からの声援に対しては「現地での応援もうれしかったです」とつづっている。

今年最初の大会を制し、「ケーキの王様とサーモン寿司の王様」となった小林さん。顎の調子が万全ではないようだが、「ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権」と「クリスタル・スクウェア・オフ国際ハンバーガー早食い選手権」での王座奪還が期待される。

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