深夜アニメ「ノイタミナ」枠、7月の新作は「東京マグニチュード8.0」。

2009/03/18 23:46 Written by Narinari.com編集部

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「アニメの常識を覆す」ことを目指し、フジテレビ系の深夜に開設された「ノイタミナ(NOITAMINA)」枠。2005年4〜9月放送の「ハチミツとクローバー」から現在放送中の「源氏物語千年紀 Genji」まで14作品が放送され、「墓場鬼太郎」や「のだめカンタービレ 巴里編」は深夜アニメとして異例の瞬間最高視聴率7%台を記録している。

4月からは同枠初のオリジナル作品「東のエデン」の放送されるが、それに続く7月からの新作に「東京マグニチュード8.0」が決定した。関東大震災を超えるマグニチュード8.0(M8.0)の大地震が首都・東京を襲うという設定で、地震と二次災害の恐怖とともに非常事態下での人と人との心のつながりをリアルに描いていくという。


「東京マグニチュード8.0」は、東京・世田谷に住む中学1年生の女の子、未来が主人公のオリジナル作品。弟とともに台場を訪れていた未来らを通して、平凡な日常を襲うM8.0の海溝型大地震の恐怖を描く。メガホンを執るのはアニメ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」で演出を務めた橘正紀監督で、制作は同枠の「獣王星」や「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」を手がけたボンズ、「交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい」のアニメーション制作を行ったキネマシトラスと強力だ。

文部科学省研究開発局の発表によると、今後30年以内にM7以上の大地震が起こる確率は70%以上だという。膨大な取材データと関係者へのインタビューに基づいて地震と二次災害の恐怖を表現するなど、リアルな内容が期待される「東京マグニチュード8.0」。大地震に襲われた際の参考にもなりそうだ。


◎「東京マグニチュード8.0」ストーリー
夏休みに入ったばかりのお台場。中学1年生の未来は、弟の悠貴に付き合わされロボット展を見に来ていた。はしゃぐ弟を横目に、反抗期真っ盛りの未来は退屈そうにケータイをいじっている。「毎日毎日ヤなことばっかり…。いっそのこと、こんな世界、壊れちゃえばいいのに」そう思った瞬間、突然地面が激しく揺れた。

東京を襲った、マグニチュード8.0 の海溝型大地震。

レインボーブリッジは崩れ落ち、東京タワーは倒壊―。一瞬にしてすべてが変わった東京。未来は悠貴の手をひき、お台場で出会ったバイク便ライダー・真理の力を借りながら世田谷にある自宅へ向かう。
果たして3人は無事に家に帰ることができるのか―。


◎「ノイタミナ」枠の作品
「ハチミツとクローバー」(原作:羽海野チカ)
「Paradise Kiss」(原作:矢沢あい/「ご近所物語」の続編)
「怪 〜ayakashi〜」(原作:日本の著名怪談)
「獣王星」(原作:樹なつみ)
「ハチミツとクローバーII」(原作:羽海野チカ)
「働きマン」(原作:安野モヨコ)
「のだめカンタービレ」(原作:二ノ宮知子/連ドラ直後に放送)
「モノノ怪」(原作:日本の著名怪談)
「もやしもん」(原作:石川雅之/農大舞台の大ヒット細菌マンガ)
「墓場鬼太郎」(原作:水木しげる/「ゲゲゲの鬼太郎」の原型)
「図書館戦争」(原作:有川浩)
「西洋骨董洋菓子店」(原作:よしながふみ)
「のだめカンタービレ 巴里編」(原作:二ノ宮知子)
「源氏物語千年紀 Genji」(原作:紫式部)
「東のエデン」(2009年4月〜)
「東京マグニチュード8.0」(2009年7月〜)

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