米紙がダルビッシュを大特集、メジャー球団スカウトの歯がゆさも紹介。

2009/03/17 23:56 Written by Narinari.com編集部

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ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2次ラウンド準決勝進出をかけた3月17日の韓国戦先発が内定しているダルビッシュ有投手(日本ハム)。キューバ戦後に行われた韓国−メキシコ戦の偵察を城島健司捕手(マリナーズ)とともに行い、3月16日の調整で準備は整った様子だ。米大リーグ球団のほとんどがダルビッシュ投手のスカウティングを続ける中、ようやく訪れた米国での投球に視線が集まっている。

そんな日韓戦を前に、米紙ロサンゼルス・タイムズが3月17日付でダルビッシュ投手の特集記事を掲載した。記事では入団前後の喫煙事件など、これまでの経歴や日本での人気、実績を細かく紹介している。そして「アジアからではソニー進出以来の大きな衝撃」とたとえながらも、メジャー入りの意思がないと伝えられていることを「米国の野球ファンには残念なことだ」と報じている。

また、メジャー入りを望んでいない投手と知りながらも大リーグ各球団のスカウトがダルビッシュ投手を追い続けていることや、現在はロイヤルズの指揮を執る元日本ハム監督のトレイ・ヒルマン氏が「世界でも一番の選手になれる」と語ったことを紹介。ダルビッシュ投手の素晴らしさを際立たせる内容だ。

ダルビッシュ投手は日本での1次ラウンド初戦の中国戦に先発、1位決定戦の韓国戦では途中登板してアウト3つをすべて三振で取ったが、その際も大リーグのスカウトたちが東京ドームで視察していた。2014年のフリーエージェント(FA)権取得後もメジャー入りの可能性は薄いながらもスカウトが追い続けるのは、米球界でのダルビッシュ投手の高評価が表れている。

今大会1勝1敗で迎えた3度目の韓国戦、日本の野球ファンがダルビッシュ投手にかける期待は大きい。同時に、地元で披露される姿を逃すまいと大リーグのスカウトも大いに注目している。3月15日のキューバ戦で見事な投球を披露した松坂大輔投手(レッドソックス)が米メディアで絶賛されたが、ダルビッシュ投手は試合後にどんな評価が下されるのか、野球ファンだけでなく関係者も期待している投球に注目したい。

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