「穴に落ちた」と嘘つき会社をズル休み、捜索隊出動の大騒ぎに。

2009/03/13 20:59 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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仮病を使って仕事や学校を休んでしまったことがある。そんな経験を持っている人はどれほどいることでしょう。たしかに朝起きて、なんとなく仕事や学校に行きたくない日は誰にでもあるもの。しかし、なにかウソの理由を使って休む場合には、その内容に気をつけたほうが良さそうです。

カルフォルニアのローウァー・サックビルという町に住むある男性は、どうしても仕事に行きたくなかった日があり、何か理由をつけてズル休みすることにしました。そしてこともあろうか、上司に携帯メールで、

「穴に落ちて仕事にいくことが出来ません」

という内容のメッセージを送ったのです。病気やケガではなく、なぜ「穴に落ちた」という理由を考えついたのか。オリジナリティを大切にしたのでしょうか? サッパリ判りません。

さて、驚いたのは上司のほう。部下が深い穴に落ちて、出られなくなったのかと思い込み、午後になってから警察に連絡を入れました。知らせを受けた警察と消防隊は、ローウァー・サックビルの近郊に存在する“人が落ちる危険性のある穴”を捜索し始めたのです。

ところが、同時に携帯メールの発信元を調べていた警察は、メールが男性の自宅付近から送信されたことを突き止めます。そして男性は自身のアパートで見つかりました。しかも、発見時には違法薬物の影響と思われる、もうろうとした状態だったとか……。

時間と人の労力を無駄にしてしまった男性ですが、ウソをついたとはいえ、自分から救出の助けを求めたワケではないため、軽犯罪にあたる「虚偽の緊急通報」にはあたらないそう。でも、大騒ぎを起こした責任は、捜索にかかった費用の請求という形で求められることになりそうです。

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