思惑ピタリ、ロッテの久保康友投手と阪神の橋本健太郎投手がトレード。

2009/03/04 09:46 Written by Narinari.com編集部

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ロッテ先発投手陣の一角を担う久保康友投手と、阪神中継ぎ投手陣の一人、橋本健太郎投手の1対1のトレードが成立する。中継ぎ陣の充実を図りたいロッテと、実績ある先発投手が欲しい阪神の思惑が一致してのトレードで、近日中に正式発表される見込みだ。

久保投手は2004年の自由獲得枠でロッテに入団。1年目の2005年にいきなり10勝を挙げて新人王に輝いたほか、2006年には開幕投手を務めるなど、ロッテ在籍4年間で通算30勝を挙げている。昨年は4勝7敗、防御率4.19と成績は奮わなかったが、2007年にも9勝を挙げるなど、先発投手としての実力・実績は十分。好選手が揃っている「松坂世代」の一人として、阪神移籍後も注目を集めそうだ。

橋本投手は2004年のドラフト4巡目で阪神に入団。アマチュア時代はほぼ無名に近い投手だったが、1年目の2005年シーズンからいきなり51試合に登板する活躍を見せている。2006年はケガの影響で2試合しか登板しなかったが、2007年は再び中継ぎ投手としてフル回転し、46試合に登板した。ただ、阪神は12球団随一とも言えるほど中継ぎ投手陣が充実していることもあり、昨年は10試合の登板のみ。阪神ファンの間でもその能力は高く評価されている投手だけに、ロッテ移籍後に活躍の場を与えられれば、大いに結果を残しそうだ。

今回のトレードについて、ロッテのボビー・バレンタイン監督はブログで「久保投手は2005年のルーキー時代から素晴らしいピッチャーとして頑張ってきてくれ、今まで僕たちのためにたくさんの試合に勝ってきて(4年間で30回も勝利投手となりました!)、たくさんの良い球を投げてきて本当に優秀なヤングマンです。新しいチームでこれからも頑張って欲しいです。そして僕たちが新しく迎える選手は、橋本選手というリリーフ投手で、なかなか良い速球が投げられると聞いています」とコメントしている。

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