NHKの看板番組のひとつであり、半世紀近くの長きに渡って放送されている「朝の連続テレビ小説」シリーズ。同番組にはこれまで松任谷由実、Dreams Come True、小田和正、井上陽水、竹内まりや、山下達郎、福山雅治などの蒼々たる面々が主題歌を提供しているが、3月30日から放送開始となる多部未華子主演の「つばさ」には、デビュー4年目のアンジェラ・アキが書き下ろした新曲「愛の季節」が起用されることになった。

今回、「つばさ」の主題歌にアンジェラ・アキが抜擢されたのは、昨年、NHKの「全国学校音楽コンクール」の課題曲として「手紙」を書き下ろしたこと、アンジェラ・アキと全国の中学生との交流を追った同曲のドキュメンタリー番組が好評だったこと、「紅白歌合戦」に出場したことなどが大きな理由。10代から50代以上の幅広い年代層から支持されていることもポイントとなった。

「つばさ」は江戸の風情が残る埼玉県川越市を舞台に、「娘が母」で「母が娘」のあべこべ親子が巻き起こす、ハートフルで笑える“ねじれた絆”の物語。ヒロインの多部未華子のほかに、高畑淳子、中村梅雀、吉行和子、西城秀樹、冨浦智嗣、金田明夫、井上和香、宅間孝行、松本明子、脇知弘、ROLLYなどが出演する。「朝の連続テレビ小説」史上、初めて埼玉県が舞台となることでも話題の作品だ。

なお、「つばさ」の放送が始まる前、3月27日にはアンジェラ・アキのドキュメンタリー番組第3弾「拝啓 旅立つ君へ〜2000通の未来への手紙〜」が放送される。また、2月25日には「手紙」を含む13曲を収録したアルバム「ANSWER」が発売される予定だ。