サッカークラブ長者番付発表、2007-08シーズンに最ももうけたクラブは?

2009/02/13 23:57 Written by コジマ

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世界的な金融危機はスポーツ界にも及んでおり、サッカーでもビッグクラブの身売り話が連日報じられ、中堅以下のクラブでは選手への給料未払い問題が発生している。

冬の移籍市場ではイングランド・プレミアリーグの総移籍金額が前年比19%増、スペイン1部は同74%増だったが、レンタル移籍が増加するなど内実は不況の影を濃く反映。また、イタリア1部では前年比43%減だった。

こうした中で、世界4大監査法人の1つである「デロイト(デロイト トウシュ トーマツ)」が毎年行っているサッカークラブの長者番付「Deloitte Football Money League」が今年も発表された。4年連続首位となったスペインのレアル・マドリードをはじめトップ3には変動がなかったが、ポンド安の影響でイングランド勢の順位が相対的に低下している。

4年連続首位のレアル・マドリードは3億6580万ユーロ(約430億円)で、前年度より1480万ユーロの上昇。内訳は放映権料が37%を占めており、広告収入が35%、入場料が28%だった。

2位と3位も変動なく、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)が3億2480万ユーロ、バルセロナ(スペイン)が3億880万ユーロ。しかし、前回4位だったチェルシー(イングランド)と同5位だったアーセナル(イングランド)はそれぞれ1つ順位を下げ、代わりに前回7位だったバイエルン(ドイツ)が4位に浮上した。

イングランド勢はリバプールが1つ順位を上げたほかは、トッテナムが前回10位から14位、ニューカッスルが同14位から17位に下げており、ポンド安の影響が色濃く出ている。一方、オーナー交代で資金が豊富となったマンチェスター・シティは、前回の圏外から20位にランクインした。


[Deloitte Football Money League 2009]
1位(1) レアル・マドリード(スペイン) 3億6580万ユーロ
2位(2) マンチェスター・ユナイテッド(イングランド) 3億2480万ユーロ
3位(3) バルセロナ(スペイン) 3億880万ユーロ
4位(7) バイエルン(ドイツ) 2億9530万ユーロ
5位(4) チェルシー(イングランド) 2億6890万ユーロ
6位(5) アーセナル(イングランド) 2億6440万ユーロ
7位(8) リバプール(イングランド) 2億1090万ユーロ
8位(6) ミラン(イタリア) 2億950万ユーロ
9位(11) ローマ(イタリア) 1億7540万ユーロ
10位(9) インテル(イタリア) 1億7290万ユーロ
11位(12) ユベントス(イタリア) 1億6750万ユーロ
12位(13) リヨン(フランス) 1億5570万ユーロ
13位(16) シャルケ(ドイツ) 1億4840万ユーロ
14位(10) トッテナム(イングランド) 1億4500万ユーロ
15位(15) ハンブルガー(ドイツ) 1億2790万ユーロ
16位(19) マルセイユ(フランス) 1億2680万ユーロ
17位(14) ニューカッスル(イングランド) 1億2560万ユーロ
18位(−) シュツットガルト(ドイツ) 1億1150万ユーロ
19位(−) フェネルバフチェ(トルコ) 1億1130万ユーロ
20位(−) マンチェスター・シティ(イングランド) 1億400万ユーロ
※カッコ内の数字は前回の順位

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