暑い夏やお風呂上がりに衝動的に冷たいビールを飲みたくなることはあるものの、そのビールを手に入れるために、さすがにここまではやらないだろう……、というお話です。

ユタ州はソルトレイク・シティー郊外の「セブンイレブン」で先日、早朝に店内に入って来た24歳の男が、ビールが陳列されている冷蔵棚のガラス窓が施錠されていたことに激怒。なんと手に持っていたピストルを発砲してガラス窓を撃ち破り、中にあったビールのケースを丸ごと持ち去ったというのです。

ユタ州はモルモン教徒が多く、彼らはカフェインやアルコール類を一切口にしないので、その影響もあって同州の酒類販売にもいろいろと規制がされています。そのため、コンビニやグローサリー店で、早朝にはお酒を売れないように棚に鍵をかけていたとしても不思議な話ではないのですが、今回の犯人は、どうしてもその時間にビールが飲みたかったのかもしれません。

男はそのまま逃走。しかしお店からの通報と情報提供で、男が逃走に使った車を発見し、さらに銃とビールのケースが車内にあったために現行犯逮捕となりました。

ちなみに、この男がビールを持ち去る際、弾丸で缶に穴があいたため、液体がこぼれ落ちて彼の服がビールだらけになっていたとか。どうせ盗むなら穴のあいていないケースを選べばいいのに……。強引な上に、多少どこか抜けている性格だったようです。