NTTドコモの第2世代ケータイ「mova」が、 2012年3月31日で終了になることが発表された。併せて第2世代のデータ通信サービス「DoPa」も同日に終了。今なお圧倒的なシェアを誇るNTTドコモの繁栄を築いた第2世代のサービスも、あと3年で幕を閉じる。

NTTドコモの「mova」は1993年3月にスタート。初めてiモードに対応した「501i」シリーズ（1999年）や、ドコモ初のカラー液晶端末（F502i）が発売された「502i」シリーズ（1999年）、初めてiアプリに対応した「503i」シリーズ（2001年）、FeliCaに対応した実験的なモデル「504iC」（2003年）など、「mova」のサービスが続く中で、現在の「FOMA」の根幹となるさまざまなサービス・機能が誕生した。

2001年10月に第3世代の「FOMA」が本格サービスを開始したあとも、しばらくはカバーエリアの優位性などから「mova」は根強い人気を見せたが、2003年から契約数の減少が始まり、2006年には契約数が「FOMA」と逆転。2007年末には「mova」端末の生産が終了し、ついに2008年11月30日に新規契約の受付を終了した。昨年末時点での契約数は666万600件。

なお、現在「mova」を利用しているユーザーは「FOMA」への契約変更事務手数料が無料となるほか、対象機種を購入した場合には、端末価格を割引するキャンペーンも実施している。