1月スタートの「2009年冬ドラマ」、初回放送分の視聴率が出そろう。

2009/01/26 12:12 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


1月6日に放送された「トライアングル」(フジテレビ系)を皮切りに、今年も一斉にスタートした「冬ドラマ」。進行の速い作品はすでに第3回までの放送を終えているが、1月24日に「RESCUE〜特別高度救助隊」(TBS系)の放送が始まり、ようやく「冬ドラマ」の初回視聴率が出そろった。

まずはどのようなランキングになっているのかを見ておくことにしよう。

◎2009年 冬ドラマ 初回視聴率ランキング
17.7%「ヴォイス〜命なき者の声〜」(フジ/月曜21時)
16.5%「キイナ〜不可能犯罪捜査官〜」(日テレ/水曜22時)
14.9%「メイちゃんの執事」(フジ/火曜21時)
14.7%「トライアングル」(フジ/火曜22時)
14.7%「必殺仕事人2009」(テレ朝/金曜21時)
12.5%「ありふれた奇跡」(フジ/木曜22時)
12.4%「本日も晴れ。異状なし〜南の島 駐在所物語〜」(TBS/日曜21時)
12.2%「RESCUE〜特別高度救助隊」(TBS/土曜20時)
12.0%「銭ゲバ」(日テレ/土曜21時)
11.9%「特命係長 只野仁」(テレ朝/木曜21時)
10.6%「歌のおにいさん」(テレ朝/金曜23時)
10.3%「神の雫」(日テレ/火曜22時)
10.0%「ラブシャッフル」(TBS/金曜22時)
_7.0%「リセット」(日テレ/木曜24時)
※視聴率はビデオリサーチ調べ
※「赤い糸」(フジ)、「相棒」(テレ朝)、「渡る世間は鬼ばかり」(TBS系)など、前クールから続く作品は含まず。
※1年続く「天地人」(NHK)の初回視聴率は24.7%。

最も良いスタートを切ったのは、フジテレビ系の月9ドラマ「ヴォイス〜命なき者の声〜」だった。瑛太の連ドラ初主演、生田斗真の月9初レギュラー、石原さとみの月9初ヒロインと、フレッシュな面々で臨んだ同作は、遺体を解剖することでその死因を探る法医学がテーマ。ゼミ生たちが法医学を目指した理由や、成長の過程は通しで描かれるものの、基本的には1話完結でストーリーが進むため、今後も安定して視聴率が推移していきそうだ。また、矢田亜希子の復帰作としても注目されている。

全体的には初回15%を超える作品が2つと、前クール「秋ドラマ」の6つ、昨年同時期の「冬ドラマ」の5つ(薔薇のない花屋/貧乏男子/斉藤さん/交渉人/佐々木夫妻の仁義なき戦い)に比べるとやや低調。「秋ドラマ」では「流星の絆」(初回21.2%)や「SCANDAL」(同16.9%)で健闘したTBSも、今クールは12.4%の「本日も晴れ。異状なし〜南の島 駐在所物語〜」が最高と、苦しい船出となっている。

ただ、すでに第2回以降の放送も終えている作品では「初回→第2回で視聴率を大きく落とす」という通常のパターンに変化が見られ、今クールでは「ヴォイス〜命なき者の声〜」(17.7%→17.4%)、「メイちゃんの執事」(14.9%→14.8%)、「ラブシャッフル」(10.0%→10.7%)、「歌のおにいさん」(10.6%→10.4%)など、あまり数字を落とさずに推移している作品も目立つ。それだけに、出足は低調でも今後の展開次第では視聴率を上げていく作品も出てきそうだ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.