韓国芸能界に衝撃、所属事務所が女優のケータイデータを盗み見。

2009/01/20 19:04 Written by Narinari.com編集部

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映画「猟奇的な彼女」での主演や、花王「アジエンス」のCMなど、日本でもその名を知られる韓国の女優チョン・ジヒョンが、所属事務所に携帯電話のデータを盗み見され、プライベートな行動も監視されていたというスキャンダルが発覚。韓国芸能界に激震が走っている。

韓国メディアの報道によると、チョン・ジヒョンの所属事務所であるサイダスHQ(sidusHQ)が、チョン・ジヒョンの私物の携帯電話の不正コピーを業者に依頼。メールなどを盗み見た疑いが強まり、警察当局が家宅捜索を行った。また、サイダスHQの代表や幹部に対しても取り調べが行われている。ただ、サイダスHQの関係者は「彼女を監視することは『常識的』に有り得ない」「根拠のないデマだ」と疑惑を否定しているという。

警察当局はすでにサイダスHQの依頼でデータをコピーした業者を逮捕。ほかの所属タレントに対しても同様の盗み見が行われていたと見て捜査を進めている。ちなみに、サイダスHQには映画「私の頭の中の消しゴム」で主演したチョン・ウソンなども所属しているようだ。

なお、一部メディアでは、ただのデータコピーではなく、「クローン携帯」を使用した犯行との報道も出ている。「クローン携帯」は携帯電話のチップをコピーすることで、通信キャリアが把握しない通信や通話ができる端末のこと。元の携帯電話のやり取り(音声通話やメール)が筒抜けとなる上に、「クローン携帯」で使用した通話・通信料はすべて元の携帯電話の持ち主に請求されるという違法端末だが、日本では主要3キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク)はいずれも「技術的に不可能」と、その存在を否定しているため、実際のところ本当に存在しているものなのかは、よく分かっていない。

ただ、海外では「クローン携帯」を使ったとされる犯罪がいくつも報告されており、韓国では朝鮮日報がたびたびこの問題を取り上げているほか、2006年には「クローン携帯」を使用して盗聴を行っていたグループが一斉に摘発されている。

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