国際野球連盟が初の国・地域別世界ランキングを発表、日本は4位に。

2009/01/14 11:24 Written by Narinari.com編集部

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野球が普及している国・地域の力関係はどのようなものなのか。サッカーのFIFAランキングのような、過去の国際大会での試合をもとにした客観的な評価基準をもたない野球では、これまでオリンピックやWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)などの国際大会の結果から類推するしかなかったが、国際野球連盟(IBAF)が初めて世界ランキングを発表。日本は4位にランクインしている。

このランキングは2005年1月以降、4年間に渡って開催された主要な国際大会の成績に基づいてポイントを算出、ランキング化したもの。各種大会のシード選考などに使われるという趣旨のものではなく、あくまでも広報、プロモーション用のランキングと位置づけられている。

初めての世界ランキングで1位に輝いたのはキューバ。「アマチュア球界最強」の名を欲しいままにしてきたキューバの実力は、オリンピックをはじめさまざまな大会で実証済みだ。昨年の北京五輪では決勝戦で韓国に敗れたものの、銀メダルを獲得。野球が五輪正式競技となった1992年のバルセロナ五輪以降、金メダル3個(バルセロナ、アトランタ、アテネ)、銀メダル2個(シドニー、北京)と抜群の安定感を見せてきた。また、国際野球連盟主催の「IBAFワールドカップ」では過去37回中23回で優勝。同じく「IBAFインターコンチネンタルカップ」では過去15回中10回も優勝している。

以下、2位が韓国、3位が米国と続き、日本は4位に。その下には台湾、オランダ、カナダ、メキシコ、パナマ、オーストラリア、プエルトリコ、ニカラグア、イタリア、ベネズエラ、中国、スペイン、ドミニカ、ブラジル、ドイツ、南アフリカ、チェコ、フィリピン、英国、コロンビア、スウェーデンと続く。

なお、ランキングは主要な国際大会ごとに新たなものが発表される予定だ。

※1月14日追記
国際野球連盟は13日(米国時間)、韓国と米国の順位を修正した。これにより、1位キューバ、2位米国、3位韓国、4位日本の順となる。

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