NTTドコモが番号ポータビリティ制度で初の増加、auは大幅減少に。

2009/01/09 21:34 Written by Narinari.com編集部

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2006年10月に、電話番号はそのままでキャリアを移動できる番号ポータビリティ制度がスタートしてから2年余。この間、NTTドコモは常に“転出”(ほかのキャリアにユーザーが移動)が“転入”(ほかのキャリアからユーザーが移動)を上回る状態が続いていたが、電気通信事業者協会(TCA)が公表した昨年12月の契約数で、初めて“転入”が“転出”を上回ったことが明らかになった。

昨年12月の番号ポータビリティの状況は、ソフトバンクが10,000件の純増、NTTドコモが1,200件の純増、イー・モバイルが500件の純増で、KDDI(au)は唯一“転出”が“転入”を上回り、11,700件の純減。KDDIは番号ポータビリティにおいて「独り負け」の状況となってしまった。

また、昨年12月の携帯電話・PHSの新規契約数では各キャリアともに純増となっているものの、ソフトバンクは135,200件、NTTドコモは120,400件、イー・モバイルは108,600件、KDDIは36,000件と、ここでもKDDIは4キャリアの中で最下位に。ここでもKDDIの苦戦ぶりが浮き彫りとなっている。

2008年を通しての純増数(新規契約数−解約数)は、ソフトバンクが2,386,300件で初の年間首位。2位はNTTドコモで1,004,600件、3位はauの995,400件、4位はイー・モバイルの914,200件と続いている。auは2007年には年間首位だったが、2008年は3位に転落と、1年間で勢いは完全に失速してしまった。

なお、各キャリアの累計加入者数はNTTドコモが54,155,100件でトップ。次いでKDDIの30,550,200件、ソフトバンクの19,999,800件、イー・モバイルの1,120,100件と続いている。

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