上原浩治投手がオリオールズと2年1,000万ドルで合意、地元紙が報道。

2009/01/07 11:41 Written by Narinari.com編集部

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メジャー移籍を目指し、巨人からFA権を行使していた上原浩治投手が、メリーランド州ボルチモアに本拠を置くオリオールズと基本合意に達したと地元紙ボルティモア・サンの電子版などが報じている。契約内容は2年総額1,000万ドル(9億4,000万円)プラス出来高払い600万ドルの好条件で、上原投手が希望していた「先発」での起用が有力だという。

ボルティモア・サンなどの報道によると、オリオールズは先発陣のメンバーが乏しく、昨季のチーム防御率はメジャー30球団中29位の5.13と“投壊”が深刻で、投手陣の整備は今オフの緊急課題のひとつだった。完投能力があり、巨人で112勝を挙げている上原投手には早くから注目し、同じくメジャー移籍を目指していた川上憲伸投手ともども獲得調査を続けてきたが、上原投手のほうに白羽の矢が立ったようだ。

オリオールズはレッドソックスと同じア・リーグ東地区のチーム。近年は低迷状態が続いており、特にここ10年は勝率も5割を超えたことがない。昨季はア・リーグに所属する14チーム中、13位と下位に沈んでいる。

上原投手は1998年のドラフト1位で巨人に入団。2006年までは先発投手陣の柱として活躍、2007年は抑えに転向して32セーブを記録、2008年は再び先発に戻ったが本来の調子を欠き、不本意なシーズンを送っていた。通算成績は276試合に登板、112勝62敗、33セーブ、防御率3.01。獲得タイトルは新人王、最多勝2回、最優秀防御率2回、最多奪三振2回、最優秀投手2回、沢村賞2回、ゴールデングラブ賞2回など。オールスターには8回出場しているほか、日本代表としてアテネ五輪、WBC、北京五輪も経験している。

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