英タイムズ紙とサン紙が選んだ「2008年最悪の映画」はどんな作品?

2009/01/04 11:45 Written by Narinari.com編集部

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英国高級紙のタイムズと、同じく英国のタブロイド紙のサンが、ともに「2008年最悪の映画」を発表した。日本とは公開されている作品も、国民の好みも違うため、「最悪の映画」に挙げられている作品は日本人が想像するそれとは大きく異なるが、日本で公開された作品も多数含まれているので、どのような作品が選ばれているのか少し見ていくことにしよう。

☆タイムズ紙選の「2008年最悪の映画」(カッコ内は邦題)

1位「Disaster Movie」(ディザスター・ムービー!おバカは地球を救う)
2位「Meet the Spartans」(日本未公開)
3位「Never Back Down」(ネバー・バックダウン)
4位「First Sunday」(悪党にもラブソングを!)
5位「Star Wars: The Clone Wars」(スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ)
6位「88 Minutes」(88ミニッツ)
7位「Semi-Pro」(俺たちダンクシューター)
8位「Love in the Time of Cholera」(コレラの時代の愛)
9位「Righteous Kill」(日本未公開)
10位「Alien vs Predator: Requiem」(AVP2 エイリアンズVS.プレデター)

タイムズ紙が選んだ「2008年最悪の映画」の1位は、日本では「ディザスター・ムービー!おバカは地球を救う」のタイトルで1月10日から公開される「Disaster Movie」だった。同作は「最終絶叫計画」の製作チームが手がけた“パニック・パロディ”映画で、日本公開にあたってはお笑いコンビのTKOが特別宣伝部長に就任、字幕の監修を手がけている。

2位は日本未公開の「Meet the Spartans」。日本でも話題を呼んだ「300/スリーハンドレッド」のパロディ映画で、昨年1月の全米公開時には、同じ週に公開された「ランボー 最後の戦場」を抑えて興業収入1位に立つなど、米国ではそれなりにヒットを飛ばした作品だ。ちなみに同作のジェイソン・フリードバーグ監督は、このランキングで1位になった「Disaster Movie」の監督でもある。

3位の「Never Back Down」は高校生のケンカ映画、4位の「First Sunday」は教会へ強盗に入った2人組によるコメディ映画で、ラッパーのアイス・キューブが主演を務めている。5位の「Star Wars: The Clone Wars」は、「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」と「エピソード3/シスの復讐」の中間のエピソードをCGアニメで描いた作品。6位の「88 Minutes」はアル・パチーノ主演のサスペンスだが、日本でも「煽るだけ煽って最後にガクッ」「アル・パチーノを活かせていない」など、あまり評価されなかった。

次にサン紙が選んだ「2008年最悪の映画」を見ておこう。

☆サン紙選の「2008年最悪の映画」

「88 MINUTES」(88ミニッツ)
「ALIEN VS PREDATOR REQUIEM」(AVP2 エイリアンズVS.プレデター)
「SCAR 3D」(日本未公開)
「INCENDIARY」(日本未公開)
「IMPORT EXPORT」(日本未公開)
※サン紙は順位付けはなし

こちらは順位は付けずに、5作をピックアップ。「88 MINUTES」は前述の通り、「ALIEN VS PREDATOR REQUIEM」も著名な作品なので言わずもがな。残りの3作品は日本未公開作品で、「SCAR 3D」は生々しい殺害シーンが連続するスラッシャー映画。「3D」と名に付いているように、立体映画として海外では公開された作品だ。

「INCENDIARY」はサッカー場で発生した爆弾テロに巻き込まれ、夫と一人息子を失った女性と、その女性と恋に落ちる新聞記者を描いた作品。ユアン・マクレガーが主演、「ブリジット・ジョーンズの日記」のシャロン・マグアイアが監督を務めている。「IMPORT EXPORT」は一昨年の第60回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された作品。オーストリア出身のウルリッヒ・ザイドルが監督を務めている。

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