第50回レコード大賞にEXILE、“予想通り”の結果に「茶番」の声も。

2008/12/31 03:04 Written by Narinari.com編集部

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年末恒例のレコード大賞が12月30日に発表され、大賞にEXILEの「Ti Amo」が選ばれた。EXILEはレコード大賞のほかにも、第41回日本有線大賞の大賞やベストヒット歌謡祭のグランプリにも輝くなど、まさに今年の音楽シーンを象徴するアーティストとなっている。

第50回レコード大賞の主な受賞結果は次のとおり。

☆第50回レコード大賞 受賞結果
日本レコード大賞:EXILE「Ti Amo」
最優秀歌唱賞:中村美律子「女の旅路」
最優秀アルバム賞:安室奈美恵「BEST FICTION」
最優秀新人賞:ジェロ「海雪」

なお、EXILEのレコード大賞受賞については、9月4日発売の週刊新潮が「1年前に内定済み」と報じていたほか、同時期にサイゾーも「EXILEの大賞は春の段階で決定、ジェロの新人賞は8月末に決定していた」と報じるなど、早い時期から“出来レース”と揶揄する声が上がっていた。結果的にその通りの結果となったことにネットでは「茶番すぎる」「談合賞」など冷めた反応も出ている。

とはいえ、EXILEに関しては日経エンタテインメントの「アーティスト別CD総売上額」で堂々の1位(107.8億円)に輝いているほか、シングル、アルバム、ミュージックDVDの年間総売上金額をまとめたオリコンの「年間ランキング2008」でも1位(195.8億円)となるなど、今年の音楽シーンで“最も売れたアーティスト”であり、業界への貢献度が高いことは間違いなく、例え出来レースだったとしても妥当な結果と指摘する声も少なくない。

ただし、羞恥心や青山テルマなど、露出や売り上げの面で活躍した面々を抑えての受賞となったジェロの新人賞に関しては、レコード会社の関係者による会談で「CDの売り上げ枚数では、テルマや羞恥心のほうが上ですが、各社演歌市場を盛り上げたいという思惑もあり、今年はジェロで行きましょう、ということになった」とサイゾーが報じていたこともあり、やや不透明感が漂う結果となった。

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