東京IT新聞が「2008 ITキーワード番付」を発表、東西の横綱は?

2008/12/29 22:01 Written by Narinari.com編集部

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2008年も大詰めを迎え、一年を振り返る番付や10大ニュースの類も一通り出揃ってきた。そうした中、タブロイド紙「東京IT新聞」がIT関連キーワードの中から同紙の記者と編集部スタッフが選出した「2008 ITキーワード番付」を発表。今年のIT業界を振り返っている。

発表された「2008 ITキーワード番付」は次のとおり。

[横綱](西)クラウドコンピューティング/(東)iPhone 3G
[大関](西)米ヤフー買収騒動/(東)ストリートビュー
[関脇](西)スマートフォン/(東)OpenID
[小結](西)MacBook Air/(東)ネットブック(低価格ミニノート)
[前頭一](西)グリーンIT/(東)ブルーレイ
[前頭二](西)青少年ネット規制/(東)mixi登録制へ
[前頭三](西)イー・モバイル躍進/(東)App Store
[前頭四](西)Google Chrome/(東)Firefox3.0
[前頭五](西)仮想化/(東)SaaS
[前頭六](西)ダビング10/(東)Chumby

良くも悪くも、「iPhone 3G」(東・横綱)が常に話題の中心にあった今年のIT業界。「AppStore」(東・前頭三)の成功は、モバイルアプリプラットフォームの流行をけん引したほか、「スマートフォン」(西・関脇)も活性化させた。これから本格的なブレイク期を迎えるGoogleの「Android」端末とともに、来年も「iPhone 3G」や「スマートフォン」が話題になることが多くなりそうだ。

また、「クラウドコンピューティング」(西・横綱)とオープン化も大きな潮流に。「SaaS」(東・前頭五)は大きく浸透し、「MacBookAir」(西・小結)や「ネットブック」(東・小結)のヒットにも繋がっていった。「OpenID」(東・関脇)に代表されるウェブサービス間の相互情報利用の動きも各所で見られている。

次世代DVDは、「ブルーレイ」(東・前頭一)に規格統一後、五輪商戦も絡みレコーダの売り上げが伸びた。「サーバの仮想化」(西・前頭五)など「グリーンIT」(西・前頭一)の取り組みは、環境対策やCSRとして、今後いっそう求められることが予想されている。

一方、青少年保護のための「ネット規制」(西・前頭二)や携帯フィルタリングが具体化し、Googleの「ストリートビュー」(東・大関)は、リリースと同時にそのサービスが話題となるなど、ネットと実社会の関わりが問われた年とも言える。2月に始まった「米ヤフー買収騒動」(西・大関)は紆余曲折し、年間を通じた話題となった。

「東京IT新聞」は、オフィス配送をメインとする社内購読用の無料タブロイド紙。現在6,500社以上の企業に、約65,000部を発行している。

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