政治や景気と直結する住まい関連の話題、「住まいの10大ニュース」。

2008/12/16 16:54 Written by モノメトロ編集部

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年末になるとさまざまな「10大ニュース」の類が話題になるが、住宅・不動産情報ポータルサイトの「HOME’S」は、住宅や住まい、住環境などに関連する(もしくは影響を及ぼす)ニュースをランキング形式にまとめた「2008年住まいの10大ニュース」を発表した。調査対象は首都圏在住の住み替えや住まい購入に興味がある男女2,748人。

発表された「2008年住まいの10大ニュース」トップ10は次のとおり。

1位 リーマン・ブラザーズ破綻(2008年9月15日)
2位 都市部を襲うゲリラ豪雨
3位 Googleストリートビュー(2008年8月5日〜)が話題を呼ぶ
4位 副都心線が開業(2008年6月14日)池袋・新宿・渋谷が直結
5位 AIGショック(2008年9月)
6位 ドバイで超高層建築ラッシュ
7位 松本引越センターが破産(2008年10月6日)
8位 新東京タワーの名称、「東京スカイツリー」に決定(2008年6月10日)
9位 ガソリン代高騰を受けて、カーシェアリングが話題に
10位 大型アウトレットモールが東北・関東各地にオープン

トップに立ったのは「リーマン・ブラザーズ破綻」。昨年からのサブプライム・ローン問題に端を発する世界経済の悪化は、株安、円高など日本の経済にも深刻な影響をもたらしており、住み替えや住まい購入を検討している人たちにとっても無関心ではいられない出来事となった。この話題には「住宅関連の企業倒産が多いと感じている。もし、自分の購入したマンションに関わりのある企業が倒産した場合の影響が怖い」「夫の仕事先は大丈夫なのだろうか?リストラにあわないだろうか? その後、夫はもちろん、何年も専業主婦の自分は仕事が見つかるだろうか?と強く思うニュースでした」といった声が寄せられている。

2位は「都市部を襲うゲリラ豪雨」。近年、都市部を中心に発生する局地的な集中豪雨を「ゲリラ豪雨」と呼ぶようになってきたが、その激しい降雨による浸水被害なども増えていることから、住まいに関連するニュースとして高い関心を集めたようだ。この話題には「東京に住みだしてはや25年。こんなにも雨が多かった年は初めてだった。我がアパートの前の道もゲリラ豪雨の影響で川が氾濫し冠水した。本当にびっくり」「パラパラッときて、雨だと思いながら10メートルも歩かない内に豪雨襲来。雨宿りして、やり過ごそうとしていたら、5分もしない内に道に川ができてしまい、止むと驚くほどピタッと止んでしまった」などの声も。都市部で生活する人にとっては深刻な問題になりつつある。

3位は「Googleストリートビューが話題を呼ぶ」。Googleが8月にサービスを開始した、地図の中を歩いているような感覚になる「ストリートビュー」は、プライバシー問題が物議を醸すなど、ネットの枠を飛び越えてさまざまな議論を呼んだ。この話題には「プライバシー保護の問題を事前に考慮したのか、カメラの高さは適切か」といった批判的な意見だけでなく、「離れて暮らす両親(60代)と祖母(80代)に自分が住んでいる地域を見せたり、パソコンを使ったよいコミュニケーションツールになった」と前向きな評価をする声も寄せられている。

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