2008年洋画興収ベスト10、トップは「インディ・ジョーンズ」の57億円。

2008/12/09 13:17 Written by モノメトロ編集部

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映画業界の低迷が伝えられる中、2008年に日本で公開された洋画の興行収入ベスト10がほぼ固まった。1位は「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」の57億円。昨年は邦画の落ち込みをカバーするほど好調だった洋画だが、今年の1位は昨年のベスト3作品の興行収入にも満たない成績となった。こうしたことから、洋画離れの深刻化を指摘する声も上がっている。

昨年の洋画ベスト3は、「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」の109億円、「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」の94億円、「スパイダーマン3」の71億2,000万円だった。これに比べ、今年のトップ3は「インディ・ジョーンズ〜」の57億円、「レッドクリフ Part I」の45〜50億円、「アイ・アム・レジェンド」の43億円。「レッドクリフ〜」は来年正月以降のロングランが決定しているため、まだ伸びしろはあるが、いずれにせよ近年まれに見る低調であることは否めない。また、洋画1位の作品が100億円を割るのは、01年の「A.I.」(97億円)以来7年ぶりのことだ。

以下、4位「ライラの冒険黄金の羅針盤」(35億円)、5位「ハンコック」(31億円)、6位は「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」(30億円)、7位「魔法にかけられて」(29億1,000万円)、8位「ナショナル・トレジャーリンカーン暗殺の日記」(26億円)、9位「ウォンテッド」(25億円)、10位「アース」(24億円)となっている。

一方、邦画は「花より男子ファイナル」が77億円を記録しており(「崖の上のポニョ」は100億円突破し記録更新中)、洋画1位を抜くのはほぼ確実だが、昨年1位の「HERO」(81億5,000万円)を下回る成績。洋画・邦画を合わせた全体の興行収入が落ちることも確実視されている。

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