5年前に比べて半数近くが「利用減った」、ファミレス離れが顕著に。

2008/11/24 15:23 Written by モノメトロ編集部

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幅広いメニューを揃え、かつては「家族で食事」の花形だったファミリーレストランも、近年は外食産業の競争激化や多様化によって、各社業績不振が伝えられている。そうした中、ネットリサーチのマイボイスコムが「ファミリーレストランの利用」に関する調査を実施、結果を公表している。調査期間は11月1日〜5日で、回答者は15,326人。

まず、現在のファミリーレストランの利用頻度について聞いたところ、トップは「数か月に1回」(32.1%)で、次いで「ほとんど利用していない」(23.7%)、「月1回」(23.0%)、「月2〜3回」(14.4%)、「週1回」(5.5%)、「週2〜3回」(1.3%)と続いた。これらをまとめると、「月に1回以上利用している人」は44.2%で、「週に1回以上利用している人」は6.8%となっている。

次に最も利用しているファミリーレストランを聞いたところ、トップは「ガスト」(20.8%)で、次いで「サイゼリヤ」(13.9%)、「デニーズ」(8.7%)、「びっくりドンキー」(8.0%)、「ジョイフル」(7.0%)、「ココス」(6.2%)、「バーミヤン」(6.1%)、「ロイヤルホスト」(5.5%)、「ジョナサン」(4.4%)、「夢庵」(2.5%)、「すかいらーく」(2.0%)という順番に。全国区の知名度を誇り、かつてはファミリーレストラン業界の中心を担っていた「ロイヤルホスト」「ジョナサン」「すかいらーく」の順位の低さが目立つ。

そして、5年前と比べたファミリーレストランの利用頻度変化を聞いたところ、トップは「変わらない」(38.0%)だったものの、「若干減った」と「減った」の合計は45.7%、「若干増えた」と「増えた」の合計は15.3%と、圧倒的に「減った」と回答している人が多い結果となった。

自由回答で寄せられた「減った」理由としては、「ファミレスより安く美味しいカフェなどが増えたため」(19歳女性)、「ファミリーレストランは、味の割りに値段が高い」(39歳女性)、「お値打ち感がなくなった。いつもありきたりの商品ばかりで飽きてきた。サービスの低下も目立つ」(44歳男性)などが挙げられている。

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