海外を中心に音楽ファンを熱狂させているリズムアクションゲーム「Guitar Hero」の最新作「Guitar Hero World Tour」がついに発売された。これを記念して「究極のロックバンド投票（ultimate rock band poll）」を行ったところ、フレディ・マーキュリー（クイーン）、エリック・クラプトン、キース・ムーン（ザ・フー）がそれぞれの部門で1位となった。また、全部門で同じバンドメンバーからトップ5に入ったのは、レッド・ツェッペリンのみとなっている。

「Guitar Hero」はギター型のコントローラーを駆使し、画面に現れるアイコンに合わせてボタンを押さえていくリズムアクションゲーム。第4作となる「Guitar Hero World Tour」では、ライバルゲームの「Rock Band」と同じくボーカルとドラムも演奏できるようになった。

今回の投票はこれを記念してフロントマン（ボーカリスト）、ギタリスト、ドラマーの3部門に分けて、それぞれの「究極」と思える人物を募っており、「究極のフロントマン」部門では1位のフレディ・マーキュリーのほか、ジョン・ボン・ジョヴィ（ボン・ジョヴィ）が2位、ビートルズ時代のジョン・レノンが3位、ロバート・プラント（レッド・ツェッペリン）が4位、ボノ（U2）が5位。「究極のギタリスト」部門は接戦で、エリック・クラプトンと2位のブライアン・メイ（クイーン）の差はたった1ポイントだった。以下、ジミ・ヘンドリックス、ガンズ・アンド・ローゼズ時代のスラッシュ、デヴィッド・ギルモア（ピンク・フロイド）、ジミー・ペイジ（レッド・ツェッペリン）と続いている。

「究極のドラマー」部門ではキース・ムーンとビートルズ時代のリンゴ・スターが1、2位。現在ザ・フーのドラマーを、リンゴ・スターの息子でキース・ムーンの薫陶を受けたというザック・スターキーが務めている点が興味深い。以下、3位はニルヴァーナ時代のデイヴ・グロール（現フー・ファイターズ）、4位はジョン・ボーナム（レッド・ツェッペリン）、5位がニック・メイスン（ピンク・フロイド）となった。

レッド・ツェッペリンのメンバーが全部門でトップ5に選ばれており、クイーン、ビートルズ、ピンク・フロイドからは2人ずつがトップ5入りした。ちなみに、「Guitar Hero AeroSmith」としてフィーチャーされたエアロスミスからは、1人も選出されていない。

［究極のバンドメンバー投票］
【究極のフロントマン】
1位　フレディ・マーキュリー（クイーン）　28％
2位　ジョン・ボン・ジョヴィ（ボン・ジョヴィ）　12％
3位　ジョン・レノン（ビートルズ）　10％
4位　ロバート・プラント（レッド・ツェッペリン）　7％
5位　ボノ（U2）　6％
【究極のギタリスト】
1位　エリック・クラプトン　19％
2位　ブライアン・メイ（クイーン）　18％
3位　ジミ・ヘンドリックス　15％
4位　スラッシュ（ガンズ・アンド・ローゼズ）　10％
5位　デヴィッド・ギルモア（ピンク・フロイド）　5％
5位　ジミー・ペイジ（レッド・ツェッペリン）　5％
【究極のドラマー】
1位　キース・ムーン（ザ・フー）　16％
2位　リンゴ・スター（ビートルズ）　14％
3位　デイヴ・グロール（ニルヴァーナ）　11％
4位　ジョン・ボーナム（レッド・ツェッペリン）　9％
5位　ニック・メイスン（ピンク・フロイド）　7％