「義眼のウェブカメラを作って」ブログにつづった募集が話題に。

2008/11/17 15:43 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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ターニャ・ブラッチさんという、カルフォルニア州サンフランシスコのアーティストが先日、自身のブログに興味深いコラムを載せたことで一躍注目を浴びています。なんでも特殊なデジタル・カメラを作成してくれるエンジニアを募集している、というのですが、これがとても斬新なアイテムなのです。

実はターニャさん、2005年の事故で左目を失い、今は義眼を入れて生活しているのです。しかし芸術家としてのクリエイティビティに対する貪欲さは今でも失っておらず、自分のハンディキャップを逆に利用した、画期的なツールを模索しているそう。彼女は見た目は義眼そのまま、本当に目に装着して使えるという、高性能のミニ・カメラを欲しがっているのです。

彼女はスペックも細かく提案しており、

・DVR(デジタルビデオレコーダー)機能
・MPEG-4録画
・mini SDカードスロット付 (カードは4GB)
・光学3倍ズーム
・ワイヤレス操作
・Bluetooth
・Firewire / USB

といったほか、ウェブカメラとして使用できること、まばたきでスチル写真の撮影やズーム、フォーカス、スイッチ ON/OFF などの操作を可能であること、本物の瞳孔のように、レンズ部分が光の加減で自動的に閉じたり開いたり出来ること、赤外線カメラとしても使えること……といった機能も希望しています。

彼女は、この義眼カメラを使って日常生活で見付けた興味深いアイテムを記憶したり、「目」で見たものをそのまま記録して、リアリティ番組を作成したりするのが目的だと言うのです。

なんともフューチャリスティックな話なんですが、専門家の話によると、技術的には不可能ではないかもしれないとのことで、もしかしたらターニャさんのブログを読んだ技術者が、本当に名乗りをあげてくれるかもしれませんね。

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