歯の健康を保つためにも、毎日欠かすことができない歯磨き。そんな歯磨きや、歯磨きの必須アイテムである歯ブラシなどに関する調査をジョンソン・エンド・ジョンソンが実施した。世代や性別、血液型などによって、さまざまな傾向の違いが出るという、興味深い調査となっている。

まず、歯磨きに関する設問を見ていこう。「1日に何回くらい歯を磨いているか」を聞いたところ、最も多かったのは「2回」（54.7％）で、次いで「1回」（25.7％）、「3回以上」（19.6％）の順になった。これは2005年に行われた同様の調査と比べ、「3回以上」と答えた人は4.4％の減少、「1回」と答えた人は3.0％の増加となっており、全体的に歯磨きの回数は減少傾向にあるようだ。

「1回の歯磨きにかける時間」では、全体の平均は2分56秒で、男性平均は2分38秒、女性平均は3分14秒に。2005年との比較では全体平均で39秒短く、また、男性は49秒、女性は 29秒も歯磨き時間が短縮されていることが分かった。男女の時間差が最も開いているのは30代で、男性平均の2分17秒に対し、女性平均は3分29秒と、その差は1分12秒にもなる。

次に歯ブラシに関する設問を見ていこう。「歯ブラシ1本の交換期間」を聞いたところ、全体平均で最も多かったのは「2か月〜3か月未満」（31.3％）。次いで「1か月〜2か月未満」（31.0％）、「3週間〜1か月未満」（16.7％）、「3か月以上」（12.2％）、「2週間〜3週間未満」（6.5％）の順になった。「3週間〜1か月未満」よりも短い期間、すなわち1か月以内に交換する人の割合を合計すると25.6％となり、4人に1人は毎月交換をしていることになる。

血液型別に見ると、1か月以内に交換している割合が多いのはB型（29.9％）、A型（26.8％）、AB型（23.0％）、O型（19.9％）の順。また、AB型は1週間以内の交換と、3か月以上経ってからの交換がほかの血液型に比べて突出して高い割合を示すという、両極端な傾向が出ている。

「歯ブラシの価格」については、「200円未満」が36.1％、「200円以上」が63.9％と、やや高めの歯ブラシを選択している人が多いようだ。2005年の調査では「200円未満」が68.6％、「200円以上」が31.4％と、今回の結果とは全く逆の傾向が出ていた。