「太り過ぎて着る服ない」元ブラジル代表ロナウド、1月に引退も。

2008/10/29 22:25 Written by コジマ

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1997年に欧州年間最優秀選手(バロンドール)、02年には同賞と国際サッカー連盟(FIFA)最優秀選手をW受賞し、世界最高のサッカー選手に君臨した「怪物」こと元ブラジル代表FWロナウド選手。強靭な肉体と卓越した技術で相手選手から「反則しても止められない」と評され、バルセロナ時代にはボビー・ロブソン監督(当時)に「私の戦術はロナウドだ」と言わしめるなど、まさに「フェノーメノ(超常現象)」な選手だった。

しかし、ミランに所属していた昨季に負った左ひざの前十字じん帯完全断裂の影響で長期戦線離脱しており、ミランも解雇。現在はどこのクラブにも所属しておらず、“浪人”の状態だ。リハビリが順調であることをアピールしているものの、「ボールを蹴るとまだ少し痛む。この状態が2009年1月も続くようなら、引退も考える」(東京スポーツより)と、ついに現役を退く考えを示した。

ロナウド選手といえば、レアル・マドリードに所属していた06年頃から「体重オーバー」で批判を浴びており、同年のワールドカップ(W杯)ドイツ大会では、ブラジルのルーラ大統領から「あれは何なんだ?」と心配されたほど。今年5月にはブラジルのテレビ番組で体重が95キロになっていることを告白してダイエットに励むことを誓っていたが、その後メディアに掲載された水着写真で、さらに太っていることが発覚。その体型は世界中をあ然とさせ、「もはやスポーツ選手の体ではない」と評された。

これはダイエットのリバウンドだそうで、85キロまで落とした体重は現在、100キロ近くまで戻っているという。ロナウド選手は、ロイター通信に対して「これ以上は太れない、というぐらいに太ってしまった。着れる服がどんどんなくなっていったよ」「食卓に並んでいるすべての料理がおいしかった。でもそれを食べると太ってしまうんだ。体重を減らすのが一番大変だった」(ISMより)とリハビリ中の苦労を明かしている。

体重増加は負傷しているひざにも負担がかかるため、復帰への障害となっているのは間違いない。今季開幕前には「新銀河系軍団」を構想するマンチェスター・シティが獲得に動いたが契約に至っておらず、交渉を始めたというパリ・サンジェルマンも、「100%回復」を移籍の条件としているとのこと。本人は地元ブラジルのフラメンゴへの移籍を希望しているようで、さらにはブラジル代表への復帰も視野に入れているという。いずれにせよ、減量が復帰への最大の課題となりそうだ。

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