「イノセント・ラヴ」初回は16.9%、月9としては苦戦気味のスタート。

2008/10/21 11:42 Written by Narinari.com編集部

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10月20日から放送が始まったフジテレビ系月9ドラマ「イノセント・ラヴ」の初回視聴率が16.9%であることが明らかになった。堀北真希主演ドラマの初回視聴率としては、代表作でもある「花ざかりの君たちへ 〜イケメン♂パラダイス〜」の15.9%を上回り、「ホリキタ史上最高」のスタートを切っている。

「イノセント・ラヴ」は月9初主演となる堀北真希に加え、連ドラ初挑戦となる北川悠仁(ゆず)が準主役級で出演しているのも話題の作品。ほかに香椎由宇、福士誠治、成宮寛貴、内田有紀、豊原功補らが出演している。「現代版シンデレラストーリー」と銘打たれ、脚本は「大奥」や「ラスト・フレンズ」などの代表作で知られる浅野妙子が担当。宇多田ヒカルが2001年に発売したアルバム「Distance」の収録曲「Eternally」のリミックスバージョンが主題歌に起用されているのも注目のポイントだ。

初回の16.9%という数字は、連続ドラマとしては中の上といったところ。ただ、もともと視聴率が獲りやすい月9ドラマとしてはどうなのだろうか。近年の月9ドラマの初回視聴率を見ておこう。

◎近年の月9ドラマ初回視聴率
06年冬「西遊記」29.2%
06年春「トップキャスター」23.1%
06年夏「サプリ」17.9%
06年秋「のだめカンタービレ」18.2%
07年冬「東京タワー」14.2%
07年春「プロポーズ大作戦」19.3%
07年夏「ファースト・キス」19.7%
07年秋「ガリレオ」24.7%
08年冬「薔薇のない花屋」22.4%
08年春「CHANGE」23.8%
08年夏「太陽と海の教室」20.5%

2006年以降、3年間の初回視聴率の比較では、「イノセント・ラヴ」の16.9%は2007年冬の「東京タワー」に次ぐ低さであることが分かる。対象の範囲を2003年頃まで広げると、初回16%台だった作品は2003年春の「東京ラブシネマ」(16.9%)、2003年秋の「ビギナー」(15.6%)、そして「東京タワー」と「イノセント・ラヴ」の計4作品しかない(2003年以降の24作品中)。それだけ月9はハイレベルな視聴率を要求される枠というわけだ。

「イノセント・ラヴ」はまだ先の展開が読めないオリジナル脚本の作品。これからどのような視聴率推移をたどっていくのか注目だ。

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