「カノッサの屈辱」が番外編で復活、ウェブ限定の「特別講座」配信も。

2008/10/16 13:24 Written by モノメトロ編集部

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1980年代終盤から1990年代初頭の「フジテレビの深夜黄金期」を支え、後に「伝説の番組」と語られていった数々の深夜番組たち。実験的な要素を多分に含んだ当時の深夜番組は、独創性に溢れ、まだ誰も見たことがなかったような番組が次々と生まれたが、そうした「黄金期」を駆け抜けた番組の中でも特に人気を呼んだのが「カノッサの屈辱」だった。そんな「カノッサの屈辱」が番外編で復活。「秋の特別講習 タイヤ幕藩体制と海外列強の展開」として、10月26日の25時15分〜25時45分の枠で放送する。

「カノッサの屈辱 秋の特別講習」は、1991年の本放送終了後、3度目の放送となる番外編。2000年12月の「20世紀最終講義」、2007年2月の「カノッサの屈辱2007 バブルへGO!!SP」に続くスペシャルプログラムで、1年半ぶりの「復活」となる。

「タイヤ幕藩体制と海外列強の展開」と題されているように、今回のテーマはタイヤ。時代の流れの中で進化してきたタイヤの「厚みの変化」をフックに、タイヤの歴史をたどっていく内容だ。番組の制作にはタイヤメーカーのミシュランが協力。番組終了後からミシュランのサイトで、ウェブ限定版の「カノッサタイヤ史特別講座」の配信も行われる。

深夜番組のため、地上波では放送される時間帯はエリアによって大きく異なる。フジテレビは10月16日25時15分からだが、新潟総合テレビと石川テレビは22日深夜、北海道文化放送は23日深夜、富山テレビは26日深夜、仙台放送と福島テレビ、福井テレビは27日深夜、さくらんぼテレビと青森朝日放送、秋田テレビは28日深夜、岩手めんこいテレビは29日深夜、長野放送は31日深夜といった具合だ。詳しい時間帯は「カノッサの屈辱」の公式サイトで確認して欲しい。また、CSのフジテレビ739では10月23日(10時〜)、BSフジでも10月31日(21時30分〜)に放送する予定だ。

「フジテレビの深夜黄金期」に放送されていた深夜番組は、その後のテレビ番組に多大な影響を与えたものが多い。三谷幸喜の出世作「やっぱり猫が好き」、「世にも奇妙な物語」の前身「奇妙な出来事」、CGを多用した科学番組「アインシュタイン」、難問続出のクイズ番組「カルトQ」、松雪泰子×高城剛による全編ニューヨークロケドラマ「BANANA CHIPS LOVE」、「めちゃイケ」の原形となった芸人発掘番組「新しい波」など、名作と呼ぶに相応しい番組が続々と誕生していた。

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