韓国を代表する女優で、1990年代には「結婚したいタレントNo.1」として人気を博した崔真実（チェ・ジンシル）さんが、2日朝、ソウル市内の自宅で死亡した。遺書などは見つかっていないが、シャワールームで包帯を使って首をつっていたことから、警察は自殺の可能性が高いと見ているようだ。

朝鮮日報など韓国各紙の報道によると、崔真実さんは最近、タレントのアン・ジェファンさん自殺にまつわる金銭トラブルに関わっていたと、ネットに流布されていた悪質な噂や中傷に悩まされていたという。所属事務所も、ネットの噂に辛そうにしていたと、その事実を認めている。

崔真実さんは1988年に女優デビュー。日本でも知られるドラマ「星に願いを」など、ドラマや映画に多数出演し、トップスターとしての地位を築いた。

2000年12月には、巨人で通算11勝10敗10セーブ、防御率2.84の成績を残した趙成ミン投手と結婚。当時は誰もがうらやむ美男美女カップルと言われていたが、趙成ミン投手の女性問題や性格の不一致による度重なる衝突によって夫婦関係がこじれ、約4年で破局している。離婚協議中の2004年8月には養育問題などをめぐって口論となり、趙成ミン投手に殴られて入院したこともあった（このとき趙成ミン投手は逮捕されている）。