2008年の「夏ドラマ」がほぼ終了、視聴率トップに輝いたのは?

2008/09/24 14:36 Written by Narinari.com編集部

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各局の「夏ドラマ」も、少し遅めの8月2日にスタートした「33分探偵」(フジテレビ系)をのぞき、すべての作品が最終回を迎えた。在宅率の低さや北京五輪の影響により、たびたび苦戦が話題になることが多いクールだったが、平均視聴率が最も高い作品でも15%台と、全体的に厳しい結果となっている。

「夏ドラマ」の視聴率がどのような結果だったのか、まずは平均視聴率のランキングを確認しておこう。

◎2008年 夏ドラマ 視聴率ランキング(ビデオリサーチ調べ、平均値)
15.6% 木曜22時「コード・ブルー ドクターヘリ救急救命」(フジテレビ系)
14.5% 月曜21時「太陽と海の教室」(フジテレビ系)
13.0% 土曜21時「ヤスコとケンジ」(日本テレビ系)
12.6% 日曜21時「Tomorrow 陽はまたのぼる」(TBS系)
12.5% 火曜21時「シバトラ 童顔刑事・柴田竹虎」(フジテレビ系)
12.2% 火曜22時「モンスターペアレント」(フジテレビ系)
11.8% 木曜20時「その男、副署長」(テレビ朝日系)
11.5% 金曜22時「魔王」(TBS系)
10.7% 水曜21時「ゴンゾウ 伝説の刑事」(テレビ朝日系)
10.3% 水曜22時「正義の味方」(日本テレビ系)
_9.3% 木曜21時「四つの嘘」(テレビ朝日系)
_9.2% 土曜23時「33分探偵」(フジテレビ系)※
_9.2% 月曜20時「あんどーなつ」(TBS系)
_7.2% 金曜23時「打撃天使ルリ」(テレビ朝日系)
_6.5% 金曜21時「ロト6で3億2千万円当てた男」(テレビ朝日系)
_6.4% 火曜22時「学校じゃ教えられない!」(日本テレビ系)
_6.4% 土曜20時「恋空」(TBS系)
※「33分探偵」は第8回までの平均視聴率。

「夏ドラマ」の視聴率争いを制したのは、山下智久主演の「コード・ブルー ドクターヘリ救急救命」だった。初回に21.2%(夏ドラマ全体トップ)の高視聴率発進を見せたあと、第2回16.0%、第3回16.0%、第4回13.2%、第5回15.7%、第6回15.6%と安定した数字を刻んだものの、第7回で10.8%に急落。ただ、これには裏番組に北京五輪の「星野ジャパン 日本vs.台湾」や「バレーボール男子 日本vs.中国」が組まれていたから、というハッキリとした理由がある。それだけに、もし今年が五輪イヤーでなければ、もう2〜3%程度は平均視聴率が獲れていたかもしれない。

2位は織田裕二主演の「太陽と海の教室」。織田裕二にとっては2004年に平均21.6%を記録した「ラストクリスマス」以来3年半ぶりの「月9」だったこともあり、大きな期待が寄せられた作品だったが、「月9」としては不満の残る結果となってしまった。ちなみに「月9」の平均14%台の作品には、竹内結子主演の「不機嫌なジーン」(14.3%)、伊東美咲主演の「サプリ」(14.3%)、速水もこみち主演の「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(14.9%)、井上真央主演の「ファースト・キス」(14.2%)などがある。

視聴率では3番手だったものの、作品の評価が高かったのが「ヤスコとケンジ」。ネットでは特に、同作で思い切った表情を作る多部未華子の人気が高かったようだ。また、「マンハッタンラブストーリー」や「夜王」など、例え目立つような視聴率を獲らなくても、松岡昌宏が主演するドラマは面白い作品が多いとの評価もある。

下位争いも熾烈を極めたが、終わってみれば近年の低視聴率ドラマの指標として語られることの多い速水もこみち主演の「レガッタ」(テレビ朝日系、平均5.4%)を下回る作品はなかった。

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