米サイトが選ぶ「最も重要なゲームシリーズ」、1位に輝いたのは?

2008/09/21 23:23 Written by Narinari.com編集部

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テレビゲームが家庭に普及するようになってから、もう30年近く。これまでさまざまなハードが発売され、膨大な数のゲームが誕生してきたが、そうした数あるゲームの中で「最も重要なゲームシリーズ」を挙げるとすればどの作品なのか。米大手ニュースサイトの「411mania.com」がトップ10をまとめた。この手の話題は当然異論も出てくるが、米国ではどのようなゲームが人気なのかを見る上で、興味深いランキングだと言えそうだ。

◎最も重要なゲームシリーズ(411mania.comより)
1位「ヘイロー(Halo)」
2位「マリオ(Mario)」
3位「ウォークラフト(Warcraft)」
4位「グランド・セフト・オート(Grand Theft Auto)」
5位「ファイナル・ファンタジー(Final Fantasy)」
6位「ポケモン(Pokemon)」
7位「ゼルダ(Zelda)」
8位「メタルギアソリッド(Metal Gear Solid)」
9位「ストリートファイター(Street Fighter)」
10位「マッデン(Madden)」

日本で同様の質問をゲームユーザーに投げかけたら、恐らく半分は異なってくるであろう結果に。いかにも米国らしい傾向なのは、10位の「マッデン」、4位の「グランド・セフト・オート」、3位の「ウォークラフト」、1位の「ヘイロー」あたりだろう。

「マッデン」は、世界で唯一NFLが公認しているエレクトロニック・アーツのアメリカン・フットボールゲーム。まるでテレビ中継を見ているかのようなリアルなグラフィックと迫力の映像が人気の作品で、海外ではミリオンヒットを連発しているシリーズだ。ただ、日本ではアメフト人気が海外ほどではないこともあり、あまり目立ったセールスは記録していない。

「グランド・セフト・オート」は、近年になってようやく日本でも一般的に認知されるようになってきたアクションゲーム。その暴力性とゲーム内の自由度の高さが評判を呼ぶとともに、「犯罪を誘発している」との論調で非難されることが多いシリーズだ。ただ、そうした一般メディアによる報道がさらに話題を呼ぶことになり、今春発売された最新作「グランド・セフト・オートIV」は、発売開始から24時間で200万本のセールスを記録している。日本では大幅に内容を修正した上で、10月30日に発売される予定だ(PS3、Xbox360向け)。

「ウォークラフト」はPCゲームの金字塔。特にシリーズの世界観を踏襲したオンラインゲーム「ワールド・オブ・ウォークラフト」は、「最も成功したMMORPG」と呼ばれることもあるほど、ゲームユーザーから絶大な支持を得ている作品だ。日本ではパソコンのオンラインゲーム人口が海外ほどではないため、一般認知度は高くはないが、ゲーム業界における存在感は大きい。

「ヘイロー」は、主にXbox、Xbox360、パソコン向けに展開してきたマイクロソフトのFPS(First Person Shooter 一人称視点のシューティングゲーム)。特に昨年9月、Xbox360向けに発売された「ヘイロー3」は、全世界で1,500万本を超えるケタ違いのヒットを記録、米TIME誌が選ぶ「Top 10 Games of 2007」でも1位に輝いている。グラフィックやゲーム性、ストーリー、それらすべてが賞賛されている作品だ。

トップ10全体を見渡すと、「マリオ」「ポケモン」「ゼルダ」の3作品がランクインした任天堂の強さが際だつ。「ゼルダ」は日本よりも海外での人気が高く、もし同様のトップ10を日本で選ぶとしたら、「ドラゴンクエスト」シリーズや「バイオハザード」シリーズ、「ウイニングイレブン」シリーズ、「グランツーリスモ」シリーズ、「無双」シリーズなどと競ることになるかもしれない。

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