副大統領候補のペイリン女史が着用、日本製メガネに問い合わせ殺到。

2008/09/19 15:40 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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米大統領選で共和党の副大統領候補に指名されたアラスカ州知事のサラ・ペイリン女史。ミス・コンテスト出場の経験もあるという美人のペイリン女史は、子どもの頃に父親から教えられた狩りや釣りが趣味という、かなりのアウトドア派として知られています。駆け落ちの末に結婚した夫と共に、一時は漁師として働いていたこともあるそう。大学ではジャーナリズムを専攻し、スポーツ・キャスターとして活躍したあと28歳で政界入りし、アラスカ州知事まで上り詰めました。

そんなペイリン女史が副大統領候補として指名され、メディアにどんどん登場するようになると、彼女のファッションが注目を浴びることに。特に印象的なメガネは注目の的となり、メガネショップに問い合わせと注文が殺到して、現在、品薄状態が続いているようです。

このメガネは「KAWASAKI」ブランドの「704」というタイプの製品。そう、日本製のメガネなのです。「704」はいわゆる「ふちなしメガネ」一種ですが、ネジを一切使わずにレンズを固定しているのが特徴。軽いかけ心地が以前から人気の製品でした。

デザインを手がけたのは製品デザイナーとして著名な川崎和男氏。今までに、車椅子のデザインなどで海外からも絶賛されてきました。製造と販売は福井県の「増永眼鏡」が行っており、同社の眼鏡は今までにも、コーウェン・パウエル氏などが愛用していたと言われています。

ペイリン女史の使用しているタイプはフレームのみで33,600円。日本ではそれほど高価な製品ではありませんが、米国では「高級品」として販売されています。

それにしても、意外なところで注目を集めたこのメガネ。メガネはファッション業界でも、特にセレブが使用すると販売数が伸びる傾向があるため、「増永眼鏡」にも海外から問い合わせが増えているそうです。

米国の大統領選挙、意外なところで日本の経済にも影響を与えているんですね。

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