avex期待の新人GIRL NEXT DOOR、iTunes Storeでは異例の厳しい評価。

2008/09/16 22:04 Written by Narinari.com編集部

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エイベックスが「超大型新人」として売り出し中のGIRL NEXT DOORは、ヴォーカル&作詞の千紗、元day after tomorrowメンバーでキーボード&作曲の鈴木大輔、ギターの井上裕治による3人組ユニット。9月3日に発売したデビューシングル「偶然の確率」はオリコンで初登場3位を記録、メディアにも盛んに取り上げられるなど、まずは上々の滑り出しのように見える。しかしその一方で、iTunes StoreやAmazonのユーザーレビューには厳しい評価が並び、デビュー曲にしていきなり評価が真っ二つに割れているようだ。

9月16日現在、iTunes Storeでは並み居るライバルを押しのけ、「偶然の確率」は販売ランキングの1位に立っている。CDと同様「売れている」ことは間違いないのだが、ひとたびユーザーレビューに目を向けると、ズラリと並んでいるのはかなり辛口の評価だ。85件並ぶユーザー評価の内訳は5つ星が9件、4つ星が1件、3つ星が4件、2つ星が14件、1つ星が57件で、平均は2つ星に満たない状況。レビューでは「day after tomorrowのヴォーカルを変えただけ」「misonoのほうが歌がうまい」と、メンバーに鈴木大輔がいるためにday after tomorrowと比較する声が多く、総じて「day after tomorrowのほうが良い」という評価に落ち着いてしまっている。また、「なぜこの曲が1位なのか」と、67%のユーザーが1つ星を付けているにも関わらず、iTunes Storeのトップになっていることに驚く声も少なくない。

ちなみにiTunes Storeのユーザーレビューは低い評価が付きやすいのかと言えばそうではなく、ランキング2位の「アイのうた」(福井舞)は20件の評価で平均は4つ星半、3位の「How Do I Survive?」(Superfly)は62件の評価で平均は4つ星、4位の「君のすべてに」(Spontania feat.JUJU)は27件の評価で平均は4つ星、5位の「イヤー・オブ・ザ・ジェントルマン」(Ne-Yo)は15件の評価で平均は4つ星と、ランキング上位のシングルは総じて評価も高い。それだけにGIRL NEXT DOORの「偶然の確率」に向けられた評価の低さは異例の事態だと言える。

CDを販売しているAmazonのユーザーレビューはiTunes Storeよりは落ち着いているものの、52件並ぶレビューの内訳は5つ星が11件、4つ星が12件、3つ星が4件、2つ星が7件、1つ星が18件で、平均は3つ星といったところだ。評価を低くつけているユーザーレビューの内容は、iTunes Storeとそう大差はない。

双方のレビューを見ていくと、ひとつ気が付くのは、GIRL NEXT DOORが「HEY!HEY!HEY!」(フジテレビ系、9月1日放送分)に出演した際のトーク内容への批判的な意見。同番組ではヴォーカルの千紗が「自分はエイベックスの特待生だった」と強調していたため、これを「自慢」「高飛車」「癇に障る」と受け取った人が少なからずいるようだ。また、同番組にはmisonoも出演しており、鈴木大輔が「元カノと今カノが同じ部屋にいるような感じ」とコメントしたことが、misonoファン、day after tomorrowファンの反感を買ってしまったのかもしれない。

たとえ悪い評価が並んでいたとしても、それは良くも悪くもGIRL NEXT DOORが注目されていることの現れとも言える。第2弾シングル「Drive away/幸福の条件」の発売(10月8日)が早くも決定しているだけに、今後も同じような評価が続くのか、はたまた悪い評価を払拭することができるのか。しばらくGIRL NEXT DOORに対する反応から目が離せなそうだ。

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