ダイノジ大谷、エアギター選手権を「利権談合の巣窟」と猛批判。

2008/09/15 21:57 Written by Narinari.com編集部

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「2年連続世界一」の称号を引っさげ、8月末にフィンランドで開催された「エアギター世界選手権」に乗り込んだダイノジの大地洋輔。結果は6位とふるわず、同じく日本から参加していた市川ザ・ロック氏(日本大会優勝者)の4位にも及ばなかったが、この結果や大会運営について、相方の大谷ノブ彦が9月15日付けのブログで批判を展開している。

「カルチャーとして始まったエアギター世界選手権がついに今年から利権談合の巣窟と成り果てた」
「(大地洋輔は)会場の沸き方一つでも少なくとも6位じゃねぇ」
「今年は審査員に女の子三人入ってイケメンにだけ満点だしていたっていう目も当てられない事実以上に、参加国が減り、会場の規模が縮小し続ける危機感がアンタッチャブルな領域に足を踏み込ませたのだろう」
「こんなアホみたいな審査を平気でやってる世界大会してたらこの先カルチャーとして本当に発展していくんか甚だ疑問よ。明らかに2年前から盛り下がっていってるし」

大谷ノブ彦はまず、会場の盛り上がり方を見ても大地洋輔は6位という低い順位はおかしいと、審査の在り方に疑問を投げかけている。その一例として、3人の女性審査員がビジュアルで点数に差をつけていたことに「アホな審査」と憤慨している様子。そして「明らかに2年前から盛り下がっている」と辛辣だ。

ただ、大地洋輔が初めて世界一に輝いた2006年の大会後には、太めの体格と、虎があしらわれた凄まじいデザインのセーターのインパクトによって過大評価されていると、大地洋輔や当時の審査員に対して海外のエアギターファンから批判も起きていた。また、国内からも、テクニックでは日本におけるエアギターの先駆者・金剛地武志に劣る、世界選手権連覇はお笑い芸人だからこそのビジュアルがもたらした快挙と、批判的な声も少なくない。

そのため、仮に今年の大会で優勝した米国人の評価が高いのが「イケメンだから」という理由だったとしても、一概に「アホな審査」とは言い難い面もある。そもそも「エアギター世界選手権」には芸術点を競うスポーツ競技のようにハッキリとした評価軸が確立されているわけではなく、見た目や動きの派手さで評価にブレが生じやすい性格の大会と言えるからだ。

一時に比べるとエアギターブームは下火になっている感じている人は多く、今年、日本の世界王者がいなくなったことで、さらにその傾向が加速する可能性も。大谷ノブ彦が明かすように「エアギター世界選手権」自体も縮小傾向にあり、エアギターがカルチャーとして定着するかどうか、正念場を迎えていることは間違いなさそうだ。

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