「ピューと吹く!ジャガー」フラッシュアニメで映画化、蛙男商会が制作。

2008/09/14 23:43 Written by コジマ

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シュールで独特な世界観が人気を博しているうすた京介のギャグマンガ「ピューと吹く!ジャガー」(週刊少年ジャンプ連載中)。他の作品より少ないページ数で連載されているため単行本は8年間で15巻までしか発行されていないものの、累計発行部数は700万部を突破している人気作品だ。

今年1月には要潤が主演した実写版映画が公開されたが、今度はフラッシュアニメで映画化されることが決定した。アニメを制作するのは、昨年発売のオリジナルビデオアニメ(OVA)版でも制作を担当した蛙男商会。公開は来春を予定している。また、OVA新シリーズの発売も決定した。

「ピューと吹く!ジャガー」は、ギタリストを夢見てスター養成所ガリクソンプロダクションに入った酒留清彦(ピヨ彦)が、謎の笛吹き男ジャガージュン市らの繰り広げるシュールな世界に翻弄されていくという内容。うすた京介の代表作「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」の雰囲気を残しつつも、ダメ人間の「痛さ」を独自のセンスで描いた笑いが人気となっている。マッコイ斉藤監督による実写映画版では、ジャガーを演じた要潤が「(続編は)もうやらない」と宣言したほど壊れた演技を披露し、話題となった。

一方、アニメを担当する蛙男商会は、映画化もされた「秘密結社鷹の爪」やTBS系「NEWS23」の「蛙男劇場」で知られる映像制作ブランド。フラッシュアニメの制作から脚本、声優までほぼFROGMAN1人が担当し、「The World of GOLDEN EGGS」のPLUS heads incとともにフラッシュアニメ人気に火をつけた存在だ。

ともに言葉遊びのセンスに優れたクリエーターである、うすた京介とFROGMANの2度目のコラボレーション。OVA版でその化学反応の素晴らしさが実証されているだけに、今回のフラッシュアニメ版映画にも期待が高まる。

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