近年、「食の安全」に対する意識が高まっており、原材料や添加物にこだわる消費者が増加している。こうした中で、添加物を一切使わず国産原料を100％使用して作ったアイスクリーム「エスキモー『MUKU（ムク）』」が、森永乳業から9月22日に発売される。「ミルク」と「抹茶」の2種類があり、いずれも素材本来の味わいが楽しめる本当の意味でのプレミアムなアイスクリームだ。価格は各158円（税込み）。

添加物を使用せずアイスクリームの組織を安定させる技術と、素材のみでしっかりとした味わいと滑らかな舌触りに仕上げる技術。同社は以前からこれらの研究に取り組んでおり、その技術を用いて開発されたのが「MUKU」だ。

これらの技術を用いて着色料、乳化剤、安定剤、香料といった添加物を一切使用せず、本来アイスクリームを作るために必要な原料だけで作ることが可能となった。しかし、これによって原料がそのままアイスクリームの味わいになるため、素材に徹底的にこだわり抜いたという。

国産原料100％は同社初のことで、クリームは北海道産の生乳から乳脂肪を分離して作り、砂糖は北海道産の甜菜から精製。また、「ミルク」で使用しているマスカルポーネチーズは北海道産の生乳が原料、「抹茶」で使用している抹茶は愛知県産の西尾抹茶を石臼で挽いており、それぞれ乳本来の風味と味わい、抹茶本来の旨みと苦味が楽しめる濃厚なアイスクリームに仕上がっている。