岡田ジャパンを流通経大選手が酷評、「代表史上最弱」の声も。

2008/09/02 23:58 Written by コジマ

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ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会アジア最終予選へ向けて、千葉県で合宿を行っていた岡田武史監督率いるサッカー日本代表だが、合宿の仕上げとして流通経大と30分ハーフの試合を行い、0-1で敗れてしまった。代表はボールタッチの制限など細かい指示があったものの、出場したのは欧州組を除く主力選手ばかり。にもかかわらず、攻守の切り替えや前線からのプレスが機能せず、大学生を相手に屈辱的な敗戦となった。

代表はイビチャ・オシム前監督時代から流通経大と6度対戦しているが、敗れたのは今回が初めて。また、オシム時代には圧勝していたのに対し、岡田体制となった今年7月には同大2軍相手に辛くも勝利していた。

今回も流通経大は前日に天皇杯茨城県大会決勝に出場しており、連戦の疲れもあった。さらに、バーレーンを想定して岡田監督から3バックや戦術の注文を出された中での試合だったが、点差はもちろん、内容でも代表は大学生に圧倒されてしまったのだ。

不甲斐ない岡田ジャパンに日本中から非難の声が上がっており、対戦相手も「調整段階ということを引き算しても、心配ですよね」(スポーツ報知より)とのコメントを残しているが、一部の選手からは「鹿島のサテライトより弱い」「今までの代表の中で、一番悪いんじゃないですか」(同紙より)、「プレスがきいているのか分からなかった。ターンできちゃったし」(デイリースポーツより)などの辛らつな評価も。同大の中野雄二総監督は「これから戦いに行くチームにこんなこと言うのは申し訳ないが、迫力がなかった」「どうしても勝つという気持ちがないのが心配」(同紙より)と不安そうに語っていたという。

これに対して代表DFの田中マルクス闘莉王選手(浦和)は、試合後にボールタッチ数の制限などを挙げてやりづらかったことに言及しているが、自らタッチ数の制限は「最初の10分くらい」と暴露。最後は「ほんとうにゲームと言うよりは戦術的な練習と言えると思います」(J's GOALより)と語った。

アジア最終予選のバーレーン戦(9月6日)直前で不安の残る結果となってしまったが、日本のファンとしては、中澤佑二選手(横浜FM)の「ここで負けたからといって本番負けるわけではないですし、下を向いても仕方ないんでね。やることは決まってますし、それをもう一度再確認して90分出る選手がチームのためにベストを尽くせば結果は付いてくると思いますので」(J's GOALより)との言葉を信じて、建て直しを願うしかないないようだ。

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