フジテレビ系「ノイタミナ」枠の新作は「あさきゆめみし」に決定。

2008/09/01 15:53 Written by Narinari.com編集部

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2005年4月から「連続ドラマのようなアニメ」「大人も楽しめるアニメ」をコンセプトに、フジテレビ系の深夜に新設された「ノイタミナ(NOITAMINA)」枠。第1弾の「ハチミツとクローバー」から、現在放送中の「西洋骨董洋菓子店」まで、これまで12作品が放送されているが、いずれ劣らぬ人気作を原作にした作品を揃えているため、放送前から話題になることが多い。全体的に少女マンガや女性を意識した作品を原作にする傾向が強く、それがゴールデンタイムに放送されるアニメとはひと味違う雰囲気を醸し出すのに一役買っている。

この「ノイタミナ」枠、今年10月からは2度目のアニメ化となる「のだめカンタービレ 巴里編」が放送されるが、その次のクール、来年1月からは「あさきゆめみし」(原作:大和和紀)の放送が決定した。

「あさきゆめみし」は1979年から1993年まで、講談社の月刊マンガ誌「mimi」(のちにmimi Excellent)に連載されていた少女マンガ。紫式部の「源氏物語」を題材にした同作は女性から圧倒的な支持を受け、単行本の累計発行部数は1,700万部を超えるヒットを記録した作品だ。これまで宝塚歌劇団によってミュージカル化されたことはあるが、アニメ化は今回が初めて。

「ノイタミナ」枠は深夜枠としては異例の視聴率を叩きだしており、今年1〜3月に放送された「墓場鬼太郎」の第10話では平均5.8%、瞬間最高7.3%(いずれもノイタミナ枠の通算最高視聴率)を記録している。近作の「図書館戦争」と「西洋骨董洋菓子店」はやや視聴率が落ち着いてしまっているが、「視聴率は鉄板」との呼び声も高い「のだめカンタービレ 巴里編」、「源氏物語千年紀記念アニメ作品」と銘打たれた「あさきゆめみし」の好視聴率に期待だ。

◎「ノイタミナ」枠の作品
「ハチミツとクローバー」(原作:羽海野チカ)
「Paradise Kiss」(原作:矢沢あい/「ご近所物語」の続編)
「怪 〜ayakashi〜」(原作:日本の著名怪談)
「獣王星」(原作:樹なつみ)
「ハチミツとクローバーII」(原作:羽海野チカ)
「働きマン」(原作:安野モヨコ)
「のだめカンタービレ」(原作:二ノ宮知子/連ドラ直後に放送)
「モノノ怪」(原作:日本の著名怪談)
「もやしもん」(原作:石川雅之/農大舞台の大ヒット細菌マンガ)
「墓場鬼太郎」(原作:水木しげる/「ゲゲゲの鬼太郎」の原型)
「図書館戦争」(原作:有川浩)
「西洋骨董洋菓子店」(原作:よしながふみ)
「のだめカンタービレ 巴里編」(原作:二ノ宮知子)
「あさきゆめみし」(原作:大和和紀/源氏物語千年紀記念アニメ作品)

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