「くりぃむナントカ」打ち切りへ、深夜からゴールデン昇格も不発。

2008/08/08 17:00 Written by Narinari.com編集部

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くりぃむしちゅーが司会を務めるバラエティ番組「くりぃむナントカ」が、9月をもって打ち切りとなることが明らかになった。「くりぃむナントカ」は深夜帯で常時10%超の視聴率を記録する人気番組だったが、ゴールデンタイム(水曜19時枠)に昇格後は極度の不振に陥り、視聴率5〜6%台をウロウロ。打ち切りはやむを得ない判断だったようだ。

「くりぃむナントカ」はその番組タイトルにも現れているように、「ゆるゆる」で「グダグダ」が持ち味の番組。「会社から帰宅後や就寝前に、軽い気持ちで見られる」と視聴者からの評判も良く、深夜帯にマッチした番組としてグングンと人気を高めていった。今年1月21日の放送では、14.2%もの視聴率を記録している。

ただ、テレビ朝日は深夜帯で成功した番組をゴールデンタイムに昇格させる戦略に重きを置いており、「くりぃむナントカ」もそうした戦略の一環として、今年4月にゴールデンタイムへと旅立つことになった。この戦略は時に成功するケースもあるものの、失敗に終わるケースも数多く、結果、深夜帯の頃からのファンから猛反発を受けることが多い。そのため、深夜帯の番組のゴールデン昇格、特にテレビ朝日の場合には「赤紙が来た」「ゴールデン降格」「死刑宣告」との皮肉に繋がってしまっている。

打ち切りの一報を受け、ネットでは「深夜に戻して欲しい」「結果は見えていたのになんで昇格させたのか」「深夜で放送を続けていればずっと楽しめたのに」と、さまざまな意見が飛び交っているが、いずれも「またやっちゃった」というニュアンスだ。

なお、今秋の改編では、雨上がり決死隊が司会を務める人気深夜番組「アメトーーク」のゴールデンタイム昇格が噂されており、やはりファンからは反発の声が上がっている。

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