展望台は世界一の高さ、地上101階建て「上海ヒルズ」が11年かけ完成。

2008/08/28 23:28 Written by Narinari.com編集部

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中国の中でも特に経済発展が著しい上海に、「世界に誇れる新しいランドマーク」として建築が進められてきた「上海ヒルズ」が完成した。1997年の着工から11年、途中、アジア通貨危機の煽りを受けて工事が中断。2007年には40階付近で火災が発生するなど、いくつかのトラブルに直面しながら、ようやく完成に漕ぎ着けた。

「上海ヒルズ」のメインタワーとなる「上海環球金融中心」は地上101階、地下3階建てで、高さは中国大陸で最も高い492メートル。ただし、数年後には、同じ上海に建設中の「上海センター」(127階建て、高さ580メートル、2013年竣工予定)が完成するため、「中国大陸で最も高いビル」の称号はそう長くは続かないことがすでに決まっている。ちなみに、現在開業している「世界で最も高いビル」は台湾の「台北101」の高さ509.2メートル。建設中のビルで完成すれば「世界で最も高いビル」になるのは、アラブ首長国連邦のドバイに建設中の「ブルジュ・ドバイ」で、その高さは818メートルになる(※塔の先端まで含む)予定だ。

観光の面から見た「上海ヒルズ」の目玉は、なんと言っても「世界で最も高い展望台」。8月30日から一般公開が始まるこの展望台、その高さは474メートルで、「東京タワー」の特別展望台(250メートル)の倍近い高さだ。ちなみに、「日本で最も高い展望台」は神奈川・横浜の「横浜ランドマークタワー」の高さ272メートル。この比較だけでも、「上海ヒルズ」の展望台がいかに高いかが分かる。

森ビルが手がけているだけに、「上海ヒルズ」には日本の「ヒルズ」でもなじみ深いチェーンが多く入居しているのも大きな特徴だ。一例をあげると、「ミスタードーナツ」「サブウェイ」「ローソン」「スターバックスコーヒー」「コールドストーンクリーマリー」などなど。また、79〜93階には「上海パークハイアットホテル」が入居、9月1日の開業を予定している。

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