新井貴浩内野手が骨折、星野ジャパンでは川崎宗則内野手に続き2人目。

2008/08/26 16:21 Written by Narinari.com編集部

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「金しかいらない」と宣言して北京五輪に臨んだものの、金メダルはおろか銅メダルをも逃し、連日批判を浴びている星野ジャパン。その批判のひとつに、けがや体調不良の選手、シーズン中に調子の上がらなかった選手を招集した星野監督の選手選考が挙げられているが、星野ジャパンの4番をつとめていた阪神の新井貴浩内野手が、疲労骨折をしていたことが判明した。招集前から訴えていた腰の痛みが北京五輪で悪化してしまったという。

帰国後の26日に新井選手が大阪市内の病院で精密検査を受けたところ、「第5腰椎(ようつい)疲労骨折」であることが判明。今季の残り試合は出場が困難な状態になってしまった。もともと7月に「左第4、第5腰椎の椎間関節炎」と診断され、阪神でも試合を欠場して治療を続けていたが、北京五輪に強行出場したことが裏目に出てしまったようだ。

当初、新井選手は腰の状態の悪さから、7月17日の日本代表最終メンバー24人の発表直前まで星野ジャパンに参加するかどうか悩み、また、星野監督も招集するかどうか結論を下せずにいたが、最終的に星野監督が新井選手に電話をして、出場することが決まったと伝えられている。この電話のあと、星野監督は「(電話で新井から)辞退(を匂わす)言葉はこれっぽっちもなかった。それで決断した。ものすごいプレッシャーと緊張感の毎日が腰にきたんだろう。ちょっと休ませれば、また戻ってくる」(産経新聞より)とコメントしていた。

星野ジャパンのメンバーでは、直前合宿で左足の甲を痛めたソフトバンクの川崎宗則内野手が五輪初戦のキューバ戦で症状を悪化させ、帰国後の検査で疲労骨折が明らかになっている。また、五輪で3敗を喫した中日の岩瀬仁紀投手や、エラーを連発した西武のG.G.佐藤外野手の心的な影響、臀部に故障を抱えていた日本ハムの稲葉篤紀外野手、右わき腹痛で鎮痛剤を打ちながら北京五輪に出場していたロッテの西岡剛内野手などの体調面を懸念する声が多い。

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