「WILLCOM D4」早くもテコ入れ? 廉価モデル登場にユーザー嘆く。

2008/08/26 13:31 Written by Narinari.com編集部

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今年7月、アップルの「iPhone」の発売日と同じ日にウィルコムが発売したウルトラモバイルPC「WILLCOM D4」。Windows Vistaを搭載することで、最近注目を浴び、各キャリアから販売されるようになったスマートフォンよりも一段上の使い勝手を目指した端末だが、発売からわずか1か月強で、早くも販売テコ入れとも取れる廉価モデルの投入が発表された。「Office 2007」を非搭載にすることで低価格を実現した「WILLCOM D4 Ver.L」を、9月4日から発売する。

「WILLCOM D4 Ver.L」は従来のモデルよりも約3万円価格を抑えたモデル。「Office 2007」は非搭載になるもののほかの機能に違いはなく、大容量バッテリーも標準で付属する(※従来モデルも、9月末までは大容量バッテリーの無料プレゼントキャンペーン中)。また、オプションサービス「話し放題」に同時加入すると、ネットインデックス製の音声端末「nico.」がもらえるキャンペーンも実施することになった。

簡単に従来モデルとの価格を比較しておこう。

◎「WILLCOM D4」価格比較
WILLCOM D4[一括の場合128,600円 /分割の場合 実質90,200円]
WILLCOM D4 Ver.L[一括の場合97,700円 /分割の場合 実質59,300円]

廉価モデルの早い投入に、すでに「WILLCOM D4」を購入しているユーザーからは「値下がりじゃない、値下がりじゃないんだよ…」「Officeは最初からいらなかった」「最初からOfficeあり・なしを選べるようにしておいて欲しかった」「在庫処分早過ぎる」「初期ロットはトラブルだらけの人柱だった」など、嘆きの声が続出している。もともと発売直後から、バッテリー持ちの悪さ(標準バッテリーで実質1時間程度)や価格の高さにユーザーから不満が出ていただけに、「WILLCOM D4 Ver.L」に比べると「高くて、使い勝手が悪く、要らないソフトが入っている」従来モデルのユーザーはやりきれない思いのようだ。

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