米放送局の「心に残る北京五輪の瞬間」、ソフト日本代表も候補に。

2008/08/25 22:44 Written by コジマ

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全19日間の日程を終え、8月24日に閉幕した北京五輪。日本の金メダル数は9個で世界8位、総メダル数は25個で世界11位だった。2004年アテネ大会の金16個(世界5位)、総メダル数37個(同6位)には及ばなかったものの、選手たちの健闘は多くの感動を与えてくれ、日本代表が活躍できなかった競技でも記憶に残るシーンが多数見られたのではないだろうか。

24日の閉会式ではサッカーのデイビット・ベッカム選手(ロサンゼルス・ギャラクシー)やミュージシャンのジミー・ペイジ(レッド・ツェッペリン)、レオナ・ルイスが出演し、2012年のロンドン大会へ五輪旗が無事譲渡されたが、そのロンドン大会まで記憶が残るようなシーンはどの競技だったのか、米放送局ESPNが公式サイトで投票を受け付けている。

この投票は、同局が選んだ15のシーンを読者投票によって順位を決定するというもの。ノミネートされているのは、400メートルリレーを含めすべて世界新記録で陸上短距離3冠を達成したウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)や、水泳で前人未到の8冠に輝いたマイケル・フェルプス選手(米国)はもちろんだが、ブラジルを破って米国が優勝した女子サッカー、体操女子個人総合で金、銀だったナスティア・リューキン選手、ショーン・ジョンソン選手(ともに米国)など米代表の活躍が中心だ。

また良い結果だけでなく、米代表男女とも失格となってしまった陸上400メートルリレーでのバトンミス、開催国の大きな期待を背負いながら棄権してしまった110メートルハードルの劉翔選手(中国)なども候補となっている。その中で、米国を破って悲願の金メダルを手にしたソフトボール日本代表が、日本人選手で唯一ノミネートされた。

米代表が敗れたことで米国内からはトーナメントの方式に疑問の声が噴出したソフトボールだったが、ESPN公式サイトでは決勝戦終了直後に勝利に喜ぶ日本代表の写真をトップで掲載。今回の投票でも「エースの上野由岐子は、ソフトボールにおいて米国がすべてではないということを証明し、決勝戦で日本を金メダルに導いた」と説明している。

投票の中間結果は、8月25日現在で4万4000票以上が寄せられ、1位はマイケル・フェルペス選手。1位への投票数は3万4000以上で、64万4206ポイントでダントツだ。2位は1位への投票数3692、53万6583ポイントのウサイン・ボルト選手、3位は1位への得票数1896、49万3213ポイントの男子バスケットボール米代表(リディームチーム=名誉挽回チーム)。ソフトボール日本代表は20万9300ポイントで13位だが、1位への得票数(92票)では9番目となっている。


☆心に残る北京五輪の瞬間(ESPN調べ)=8月25日現在=

1位 マイケル・フェルプス(米国、水泳男子)
2位 ウサイン・ボルト(ジャマイカ、陸上男子)
3位 リディームチーム(男子バスケットボール米代表)
4位 ナスティア・リューキン(米国、体操女子)
5位 男子バレーボール米代表
6位 ショーン・ジョンソン(米国、体操女子)
7位 開会式
8位 女子サッカー米代表
9位 ナタリー・カウフリン(米国、水泳女子)
10位 体操男女中国代表
11位 陸上男女400メートルリレー米代表のバトンミス
12位 女子バスケットボール米代表
13位 ソフトボール日本代表
14位 劉翔(中国、陸上男子)
15位 ボート女子エイト米代表

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