今年6月に英音楽専門誌トータル・ギターも同様の投票結果を発表しており、そこではセリーヌ・ディオンとアナスタシアによるAC/DCの「狂った夜(You Shook Me All Night Long)」、ガールズ・アラウドとシュガーベイブスによるRUN D.M.C.とエアロスミスの「お説教(Walk This Way)」、ウェストライフによるエクストリームの「モア・ザン・ワーズ」がトップ3となっていた。同誌では「史上最高」部門を発表しており、こちらの1位にはジミ・ヘンドリックスによるボブ・ディランの「見張り塔からずっと(All Along The Watchtower)」が選ばれている。
今回、エンターテイメント・ウイークリー誌の投票でワースト1に選ばれてしまったのは、ジェシカ・シンプソンによるベルリンの「愛は吐息のように(Take My Breath Away)」。映画「トップガン」の主題歌でもあるこの名曲のカバーに、読者からは「金切り声で歌い上げている」「ハアハア(吐息が)うるさい。彼女が窒息することを望む」「別の素晴らしい曲の存在をかき消してしまう前に、ジェシカ・シンプソンはこのカバーを止めるべき」などの酷評が殺到している。
また、評価の高いことで知られるシェリル・クロウによるガンズ・アンド・ローゼズの「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」が、意外にも4位にランクイン。そのガンズ・アンド・ローゼズも、ローリング・ストーンズ「悪魔を憐れむ歌(Sympathy for the Devil)」のカバーが5位に入った。
このほか、ジョナス・ブラザーズによるa-haの「テイク・オン・ミー」、マイケル・ボルトンによるパーシー・スレッジの「男が女を愛するとき(When a Man Loves a Woman)」、MCハマーによるザ・シャイ・ライツの「ハヴ・ユー・シーン・ハー?」、マライア・キャリーによるデフ・レパードの「ブリンギン・オン・ザ・ハートブレイク」、ブリトニー・スピアーズによるアローズの「アイ・ラヴ・ロックン・ロール」がトップ10。ちなみに、「アイ・ラヴ・ロックン・ロール」はジョーン・ジェットもカバーしているおり、Dragon Ashの「I LOVE HIP HOP」の元ネタとしても知られている。